5.迷子のペットを探す貼り紙を集めた海外の写真集を見たことあるんだけど、これがなかなか良かった。シンプルで個性豊かなデザインの中に、家出してしまった家族の一員を心配する愛情が滲み出ている(日本で良く見るワープロで作った年賀状みたいなのはダメ!)。この映画もそんな雰囲気をもった映画だ(あくまで雰囲気。この主人公のネコ探しにはあまり真剣味を感じない。そう言う映画ではないです。これが私なら半狂乱だ)。夜の街や裏町は都会ならどこでも似たような場所がある。いつでもどこでも一人でうろつくのが好きな私には、何だか妙に親近感を覚える映画だった。但し、こういうチャーミングな映画は見る前に期待し過ぎるとガッカリする可能性あり。あくまでさりげなく見た方が良いのではと思います。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2004-02-03 17:06:38) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 猫を飼う娘。「猫・グリグリ」の方向には、地上げで消えてゆく下町がある。老夫婦たちのネットワーク、あるいはアラブ系住人たち、芸術家たち。一方「娘・クロエ」の方向には、ここに進出してくるブティック、ファッション業界、ドラムの響き、などなどがある、そして「孤独」のモチーフも。バカンスのワンカット、海があってすぐ帰りのカットになる妙。アラブ系ジャメル君がなかなかいい味で、純情青年の奉仕ぶりが気持ちいい。同居のホモの新しい恋人との気詰まりな朝食のシーン、バリバリというかじる音とグビリという飲む音のおかしさ。猫はけっきょく部屋に、「下町」の側に踏みとどまって。サササッとスケッチしたような味わいの、ひなびたワルツが似合うコメディ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-12 12:24:18) |
3.猫が主人公だと思っていたら違いました。思ったよりも猫のシーンが少なくて残念ですが、さりげない街の風景が楽しめます。 【omut】さん 6点(2005-02-22 08:52:32) |
2.いなくなった黒猫のグリグリを探して、スタイリストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)がパリを歩き回ります。この映画、自分の街を再発見する旅でして、猫はそのきっかけに過ぎません。ほんのりといい映画なのですが、グリグリはあまり画面に映らないし、猫好きが観たら、少し期待外れにうつってしまうのではないでしょうか・・・僕のように。 【円盤人】さん 6点(2004-02-17 02:12:18) |
1.可愛らしくて、後味爽やかな作品ですね。まるで・・・・・・ええっと、何だっけ、ホラ、クッキーみたいな奴で、上に好きなもの乗っけて食べる、あるじゃん、フラッペじゃなくてユリッペじゃなくて、えーっと・・・・・・思い出せないんで映画について言うと、猫探しを通じて知り合うおばあちゃんや街の住人達とのふれあいがステキです。案外、東京の下町あたりを舞台にしてリメイクしても面白いんじゃないかな・・・・・・あ、思い出した、カナッペだ。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-01-28 18:11:27) |