1.へちょちょ様、お先にレビューしていただけるのをお待ちしておりました(笑)。しかも、あらすじまで書いていただいたとは…恐縮です。でも、「3点」ということは「別名。しょぼ映画」とうことですね。確かに大半の方々の見終わった感想は、「しょぼ~いっ!」に尽きるんでしょうなあ。ただ、実験に失敗して醜い“ヘビ人間”となった者たちを見せ物小屋に売り飛ばし、自分の愛娘のボーイフレンドでもある助手を実験台に使う博士のマッドさには、何やら「深層心理」的な“闇(=病み)”を感じさせる面がなくもない。少しずつ異形の姿に変貌していく助手も、その見事な特殊メイクもあって、怪物化していく自分への悲哀と苦悩が見る者に迫ってくる(ような気がする…)。最後に見たのが相当以前だったので、大きな口は叩けませんが、“あのラスト(笑)”まではそれなりに満足したことを覚えています。製作のリチャード・ザナックとデビッド・ブラウンは、あの『ジョーズ』のコンビ。実はあのスピルバーグの出世作も、この『スネーク』程度のゲテモノとして企画されたんじゃないすかねぇ。だからというんじゃないけれど、映画の作りとしてはそこいらのC級ジャンク・ホラーなんぞより格段の出来ではあると、ぼくは思っています。…ちなみに、へちょちょ様のところではホラー2本立だったんすか。ぼくが中坊の時にはじめてこれを見た劇場では、ジョン・ウエインとキャサリン・ヘップバーン共演の西部劇『オレゴン魂』との2本立でした(しかも、ロードショーでした…)