2.母と娘の確執と和解というよくあるストーリーですが、巧く作られた映画だと思います。娘を演じるサンドラ・ブロックが終始イライラしていて見ていて少々疲れるのですが、対照的にヤァヤァシスターズのベテラン女優の皆様の余裕のある演技は見ていて心が和みます。女優陣が元気な映画の中の隅っこの方で、しかし節目で味わい深い存在感を出すジェームズ・ガーナーもお見事!でした。過去と今が交互に入れ替わりますが、その切り替え方もとてもうまくいっており、母の過去を演じるアシュレイの好演も光ります。その中に南部の風土や時代もうまく描かれていました。話の内容は軽くは無い。しかし、重い映画ではない。程よくコミカルな描き方も良かったです。