1.《ネタバレ》 久しぶりの「眠狂四郎」シリーズの拝見と行こうということで選んだのがこれです。久しぶりとはいうものの私自身このシリーズを観るのはこれがまだ二作目でして、まだ狂四郎映画の良さ、面白さをはっきりとは解ってはいませんが、これだけは解る。市川雷蔵の狂四郎はスケベでありながらもクールであり、その辺が単なるスケベではないということ!ここらが私とは大違いである。あっ!いやはや、私はけして、そんなにスケベじゃないけど、だからといって女の裸が嫌いではないし、むしろ大好きである。おっと、私のことはどうでも良くて、いや、待てよ?男でスケベじゃない奴なんてこの世にいるのかな?、女の裸に興味のない奴なんているのかな?いたら一度、そいつの顔を拝見してみたいものです。すいません。そんなことよりもこの映画を見ての感想をきちんと書かないといけない。市川雷蔵狂四郎に忍び寄る女どもがどいつもこいつも本当に魔性の女全開であれだけ誘われてもまるで何もなかったかのようにして「私は無頼の徒だからお前も平気で斬れる」と言って斬りまくる市川雷蔵の狂四郎の態度、こんなことを言える男が果たして他にどれだけいるか?それにしても市川雷蔵という人物そのものがまるで狂四郎であるかの如く思えてならないあの乾いた空気、男の色気といやらしさを醸し出しているにも関わらず、また、これだけの女の裸を見せられてもいやらしさというものをさほど感じない作品になっている。それはやはり市川雷蔵が狂四郎だからであろう!