3.ベティ・ハットンが主演することによって、いい意味で全開子供向けに作られていると感じる楽しいミュージカル。やっぱり好きです、この手作り感。
曲名知りませんが、ザッツでも出てきたメチャ楽しい子供の喧嘩を歌にしたかのようなハワード・キールとの大熱演は見モノ。
ただスターのオーラとかシーンのオーラに期待は出来ないことと、必要以上に歌のシーンが多く、しかも曲の出来がイマイチと感じるものが多かったのがマイナス。
それでも "気ままな暮らし"と、これでもかって繰り返される "ショウほど素敵な商売はない"の、この感慨。
個人的にはジュディ・ガーランドへの思い入れ、そして本作に限ってはそれ以上にエセル・マーマンへの憧れがグルグルと頭の中を駆け回って、そういう思い巡らせてしまうことでも非常に感慨深い作品です。