9.《ネタバレ》 楽聖映画ってジャンルが昔はあったが、これはそれよりも、どちらかというとミステリー映画だった。「彼の不滅の恋人とは、音楽の女神のことだった」なんてなるんじゃないかと心配してたら、ちゃんと答えがあるのがいい。誤解のポイントに説明があって、一応推理ものとしてずるくない。16番の弦楽四重奏曲の楽譜に書き込まれていた言葉も使われていたりする(ただしそのときバックに流れていたのは13番)。馬車のぬかるみって伏線もあって(クロイツェル)、それらの解答が第九を背景に出てくる仕掛け。「月光」をピアノの蓋に共鳴させて耳当てて弾いているとこ、作曲家が聴覚を失っていく痛ましさが、彼の孤独とともに出ていた。甥への溺愛に自分の少年時代が重なる、この溺愛もまあ、伏線ってことになるんだけど。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-01-29 11:58:27) |
8.映像と音楽のコラボレーションが素晴らしく、あの『アマデウス』より上をいっているのではないか。ただ、史実を無視しすぎなのと、どうしてもアマデウスの二番煎じに見てしまうところで損をしている。 【みんな嫌い】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-11 13:34:09) |
7.《ネタバレ》 不滅の恋人は・・・そうでしたか、あるイミ納得。でも何故に彼女なのか・・?それが分からない。その辺り、全く描かれていないとこに気持ち悪さが残ります。個人的には‘月光’を弾くシーン、とても好きでした。第九はあまり心にヒットせず。ピアノは好きなんですが、どうしてもあのオーケストラというのが苦手なもので・・・そんな自分が残念です。 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-04 18:19:28) |
6.製作者の気合の入った好作品ですが、3人の女性がそれぞれ何の関連性もなくて、オムニバスみたいな感じになってしまったのがちょっと残念だった。 【Olias】さん 6点(2004-05-29 23:08:03) |
5.どうも序盤は物語も大きく展開しなくて、ゲイリー・オールドマンがドラキュラ伯爵に見えてしまってしょうがなかったんですが(見た時期がかぶってたんで・・)、耳をピアノにあてて演奏するシーンや最後の第九など、印象的なシーンも多かった。第九の演奏シーンでは、しっかりベートーベンになってました。ドラマ部分の描き込みには不満が残るけど、ちゃんと120分で押さえたのは感心。「文芸大作」気取って150分、180分とかの映画になってたら、ダレダレの駄作になってたと思います。 【ころりさん】さん 6点(2004-04-03 14:33:10) |
4.たらい回し…という印象が。回想録的ストーリー構成は、テンポが途切れ途切れになり、私は少々苦手です。でも第九の演奏会はやはり鳥肌が立ちました。第九大好き。ベートーヴェンの生涯については多少予備知識があったので、なるほどと思わせるシーンもあり、それなりに楽しめました。美術的な部分も評価できると思います。 【ピンク】さん 6点(2004-01-21 01:02:12) |
3.まぁ、これがベートーベンだと思われると困っちゃうんだけども、映画としてはそれなりによかったんじゃないでしょうか。僕としてはもっとエモーショナルなものを期待してたんですが、たぶんもっとベートーベンの主観で描いてほしかったかなと思うんですけど、そんなこと求めるのも間違ってるのかな、、、、。まぁ、ベートーベン少年が湖に横たわって銀河になるやつ、なかなかよかった。 【あろえりーな】さん 6点(2003-07-15 17:07:32) |
2.良かったと思うけど<不滅の恋>の相手の正体が。。。それにややあっさり解り過ぎかな?しかし、星の中に少年時代のベートーベンが浮かぶ、第九のシーンはとても素敵でした。当然と言えば当然ですが、音楽も良かったです。 【クロマス】さん 6点(2003-02-11 22:46:42) |
1.話しは『ちょっとなぁ』って感じ。でも、ゲイリーがかなりハマってると思った。ピアノに耳をつけて弾くところが好き。耳が聞こえない事を悟られたくない為に突き放した態度をとって誤解されていた事など、本で読んだから、気持ちが解り易かった。自分は障害ないけど。 不滅の恋人って程かどうかはねぇ?ダメでしょ。 【トトロ】さん 6点(2002-11-01 04:27:21) |