1.《ネタバレ》 一番最初に、縛り首にされそうになってる縁もゆかりもない男を主人公が助け出すんですが、それが「え?なんで?」ていう感じで、動機が最後までわからなかったんですね。それで最後の最後になって、実は自分も以前縛り首になりかけていたんだということがわかる。あ、なるほどそういうことか、と。ただ、男が途中でグリンを裏切ったときに、グリンを殺さずに置いてけぼりにするのが釈然としない。その後めちゃめちゃビビってるし。一度助けてもらったから、義理人情みたいなものか。そうすると根っからの悪ではないようにも思えるが、その後の男は次々と仲間を撃ち殺し、かなりの暴走気味。そんなわけで少々強引さも感じたりはするのですが、酒場から船へと逃げる一連のシーンや、後半のドンパチシーンなど、クラシカルで王道なアクションを披露しその点は見ていて楽しい。そして度々映る雄大な景色。特にラストの開拓村は素晴らしい。佳作の6点。