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Dead End
2003年上映時間:85分
平均点:5.79 / 10(Review 38人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-06-04)
ホラーサスペンス
新規登録(2005-06-03)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2005-11-27)【.】さん
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監督ジャン=バティスト・アンドレア
ファブリス・カネパ
キャストレイ・ワイズ(男優)フランク・ハリントン
リン・シェイ(女優)ローラ・ハリントン
アレクサンドラ・ホールデン(女優)マリオン・ハリントン
ミック・ケイン(男優)リチャード・ハリントン
ビリー・アッシャー(男優)ブラッド・ミラー
アンバー・スミス(女優)白いドレスの女
脚本ジャン=バティスト・アンドレア
ファブリス・カネパ
音楽グレッグ・ドゥ・ベル
製作ジェームズ・ユット
製作総指揮ジェームズ・ユット
配給クロックワークス
特殊メイクT.C. テクラ・ルイジ
ヘアメイクT.C. テクラ・ルイジ
あらすじ
楽しいクリスマス休暇になるはずだった毎年恒例の家族旅行。しかし、今年は何かが違っていた。引き寄せられるように走り始めた初めての道。その道は永遠に終わることのない、行き先の見えない道だった。そして、赤ん坊を抱いた白いドレスの女が、一家を恐怖の世界に招き入れる。この道から逃れる術はあるのか?数々の映画祭のファンタジー部門で高評価されたサスペンス・スリラー。
ネタバレは禁止していませんので
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12.《ネタバレ》  序盤の時点で「あぁ、これは死後の世界か何かに迷い込んでいるんだな」と気が付かされる訳ですが、そんなネタバレ状態でも楽しめる一品でしたね。

 七時半で車内の時計が全て止まっている件などは「つまり、その時刻で事故が起こった訳か」と推測させてくれるし「あの白い服の女性は誰?」(=事故の相手となった車の運転者)など、適度に謎も残してくれているので、一番大事なオチが分かっていても、細かい部分の答え合わせを行えて、退屈しないという形。
 ラストにも分かり易く死神風の男が現れるし、日本で言うところの「怪談」映画だったのだなと納得して、モヤモヤを抱えずに観終わる事が出来ました。

 とはいえ「怪談だから整合性とか気にしなくても良いんだよ」感が強かった辺りは、難点と言えそう。
 登場人物の行動が不自然で、ちょっと感情移入し難いものがあったのですよね。
 例えば、主人公のマリオンだけが車を降りて夜道に一人きりになる際に、彼氏も一緒に降りない理由が不可解だし、マリオンの弟が野外で唐突に自慰行為を始めるのも理解不能。
 運転手である父親が飲酒したりなど、色々と道徳的、あるいは宗教的なメッセージが込められているのかも知れませんが、それらを読み解く楽しさよりも、置いてけぼりな気持ちの方が強かったです。

 そもそも、隠されたテーマが云々と言い出したら「去年は高速道路を使ったので事故を起こさなかった。つまり、この映画には『皆も高速道路を使おう』というメッセージが込められているんだ」と言い張る事だって出来そうな感じなんですよね。
 深読みしたら、作中の延々と続く道路同様に、キリが無さそう。

 一家全滅ではなく、主人公だけは助かっているので、後味が悪いという訳ではないのですが「最高のおじいちゃんになる」という、もはや叶わぬ願いが書かれたメモが拾い上げられるシークエンスと、実は去年のクリスマスの時点で笑顔だったのは父親と娘だけ(しかも娘の方は作り笑いっぽくて、家族全員が違う方向を見ている)と明らかになる写真を映し出して終わる辺りには「悪趣味だなぁ……」とゲンナリ。
 総合的には楽しめた時間の方が長くても、こんな具合にラストが好みでなかったりすると、評価が難しくなってしまいますね。

 彼氏が「今夜プロポーズするつもり」と語った途端に、別の場所でマリオンが「彼に別れ話を告げる練習」をしている姿を映す演出は上手いと思ったし、中弛みしそうなところで「目に見えて狂い出す母親」という展開にして、観客の興味を維持させる辺りも、感心させられるものがあります。
 「実は両親揃って不倫していた」なんて下世話な真実を明かしてくれるのも、作り手のサービス精神が伝わってきましたね。

 観ると幸せな気持ちになれるという類の映画ではありませんが、平均以上の満足感は与えてもらったように思います。
ゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-06 20:17:55)
11.《ネタバレ》 (ネタバレあります。未見の方はご注意願います) 本作の出来事を読み解くヒントは“父親のメモ”にありました。クラッシュした車の傍に落ちていた紙片は、紛れもなく夢の中で父親が書いたもの。偶然の一致とは考え難いです。すなわち、あの家族には死ぬ前に“ロスタイム”が与えられたと確認出来ます。体感は数時間、実時間は僅か数秒。死亡確定までの猶予時間内に起きた劇的逆転ゴールは、主人公の生還でした。つまり、“車から放り出されて助かったから主人公はあのような夢をみた”ではなく“女性に席を譲り、車を降りたから死なずに済んだ”と推測します。それでは、クラシックカーの所有者であり、事故の第一発見者とは一体何者でしょうか。車、服装、髪の毛、全身黒尽くめ。“死神”と判断するのがしっくり来ます。死神運転の黒塗りのクラシックカーに乗せられて、魂はあの世に逝く。乗り込んだ順は、婚約者、弟、母、父。“罪の軽い者から順番に”悪夢から救われたとも言えます。クラシックカーに乗り込んでしまったら最期ですから、女医もあの世に連れ去られたのでしょう。死ぬはずだった主人公の身代わりとして。さて疑問なのは、何故主人公ファミリーにロスタイムが与えられたのかということ。裏付け無しの想像ですが、彼女が子供を身籠っていた事が関係している気がします。事故で得られる魂の予定数は7人分。ところが主人公のお腹には8人目の魂が。棚ぼた的に8人分の魂を頂戴するのは、死神の流儀として躊躇するところではないかと。彼女はお腹の子に命を救われた気がします……。構成はトリッキーながら難解ではなく、余韻も十分。ただ、アイデア勝負の作品である点は否めず、類似作品を観賞済みの場合評点が下がってしまうのは致し方ないかもしれません。
目隠シストさん [DVD(吹替)] 6点(2014-08-06 19:05:38)
10.《ネタバレ》 同じような展開が続くので飽きかけるところの各キャラの壊れっぷりで何とか観れる。

最後は、なる程そういうことね・・・なんだけど良く纏まっているし面白かったです。

劇中、怖かった白いドレスの女親子も、オチを知ってからだと物悲しく哀れな親子に感じました(被害者なんですからね)。
ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 6点(2012-03-20 04:59:29)
9.《ネタバレ》 期待していなかった割には良かった。しばらくは単なるホラー映画だと思っていたが、ラストの含みにちょっとやられた感があった(いい意味で)。
朴モグタンさん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-14 11:37:04)
8.《ネタバレ》 走っても走っても抜け出せない道と1つ事が起こるたびに精神的に壊れていく家族のやりとりが怖くて最後まで目を離せなかった。とくに母親の壊れ方が怖い。ありえない状況なのでもしやと思った通りのラストではあったが嫌いじゃないです。ただ最後のメモとレトロ車は無いほうが綺麗に終われたかなと思いました。あのレトロ車の男は死神だったのか謎です。
civiさん [インターネット(字幕)] 6点(2009-08-02 14:05:42)
7.《ネタバレ》 この話を、単なるマリオンの悪夢、妄想、あるいは怪談だと思って観てはいけない。全ての話は現実とリンクしている。それは、現実に存在する「マーコット」や「白い服の女性」、「黒い年代物の車」、そして「父親のメモ」などが証明している。マリオンが知らないであろう事実(父親の不倫であったり、死んでしまった子供の名前など)が多数出てくるが、それら全て事実として存在することに間違いない。そう考えると、死んでいった者たちは、白い服の女性に実際に殺されたのだと思う。もちろん、直接的に殺したわけではないだろうが、精神の世界で白い服の女性による『生きるための適性検査』を受けたと考えられる。そして、生き残ったのはマリオンとその子供だけだったということか。マリオンの彼氏は、マリオンが別れたがっていたため、息子はヤクに手を出したため、母親は人生に疲れ自殺願望があったため、死んでいった。そして、父親は最後まで生きる権利を持っていたが、マリオンを殴ったことによりその権利を失った…。事故現場に残された、父親のメモは彼の本心であったろうが、その気持ちが白い服の女性に届かなかったことがむなしい。
グングニルさん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-13 19:26:25)
6.《ネタバレ》 ホラーと言うよりは怪談。ある程度、この手のジャンルを見慣れた人なら、最初の事故になりそうなシーン以後の不条理な展開を見た地点で、すぐオチの見当がついちゃう。

肝である恐怖演出にあまりセンスが感じられないし、細かい事だけど、登場人物の行動などにもあまり納得できない部分が散見された。例えば、何度も出てくる乳母車に腹を立てているのに、丁寧に手で押して脇に退けるとか(道に迷ってイライラしているところへ、あんな気味の悪いことが起こったら、その不安やストレスを吹き飛ばす意味も込めて、乳母車を蹴っ飛ばすんじゃないかな)、また、あんなに暗い直線道路なのにヘッドライトをハイビームにしないとか、黒い車を見失ったのに横の脇道にはまったく注意を向けないとか…。微妙な所だけど、人間心理としてちょっと不自然に感じた。この辺の演出にもっと細かい気配りが欲しい。

「ジェイコブズ・ラダー」や「マルホランド・ドライブ」以前に出ていたら斬新だったかも知れないが、こう言うサプライズ作品は、先例があると途端に凡作に見えてしまうから難しい。

もちろん模倣が悪いわけではないけれど、出来ればもう少し予想を裏切る展開や工夫が欲しかったし、それをやる気概をこそ見せてもらいたかった。
FSSさん [DVD(吹替)] 6点(2007-05-20 23:25:33)
5.《ネタバレ》 なかなか良かったです。大作ではないけど、繰り返して見る映画でもないけど、良作って作品でした。勘の鋭い人なら途中でオチがわかっちゃうんだろうなー。僕はわかんなかったけど。妻があまりにも自分勝手で嫌な感じでした。
kenzさん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-12 17:46:18)
4.《ネタバレ》 「ジェイコブス・ラダー」「記憶の扉」等の同系統名作と比較すれば当然見劣りするが、B級低予算でしかもプロットもおかしい(ねぜクルマを降りて森に入るわけ? なぜ同じ道を走り続けるわけ? なぜ坊やは白いドレスの女を怖がらないわけ? 等など・・・)わりには、けっこう楽しめた。登場人物のキャラとセリフがなかなか絶妙。シーンのほとんどが車の中で、主要登場人物も家族4人と白いドレスの女のみ。これで楽しめれば、めっけもんです!
ぼぎーさん [DVD(吹替)] 6点(2006-03-10 00:07:41)
3.オチが読めるけどよかった
のりまきさん [DVD(吹替)] 6点(2006-03-08 16:41:56)
2.シンプル、低予算で、オチも決まってたし、比較的良くできたホラーだと思われ。グダグダでオチ無しなら意味深な作品、と勘違いしてる作品よりはなんぼかマシ。
マックロウさん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-13 12:38:16)
1.《ネタバレ》 この映画には入り込みすぎて少し気持ち悪くなりました。母がショックでおかしくなって死んでいくシーンです。でもなんでキスしたんだろ?
武蔵さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-09 23:55:30)
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【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 5.79点
000.00%
100.00%
200.00%
312.63%
4513.16%
5923.68%
61231.58%
7923.68%
812.63%
912.63%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.60点 Review5人
2 ストーリー評価 6.00点 Review9人
3 鑑賞後の後味 5.12点 Review8人
4 音楽評価 3.60点 Review5人
5 感泣評価 4.00点 Review4人
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