31.現在でも燻ぶる人種問題において2時間でまとめた脚本は巧い。人間は脆くて弱くて、恐れから威嚇して、それでも人間の善性と希望を信じる。しかしながら、テーマ以上に心動かされるものが少なかった。面白いけど切り口がどこかで見たことがあって新しい発見がない。普遍的とも言えるが、「だから何?」で済まされる話でもある。「同性愛映画に作品賞あげたくないから、仕方なくそちらにしました」という印象が拭えない。 |
30.人には良いところも、悪いところもある。人種と銃の問題を取り上げて、入り乱れるアメリカを 映し上手く作られている。アメリカの社会に銃がなければ、どれほど良いだろうかと思わせる。 銃で利益を得ている人間を排除できないアメリカの課題が見えてくる。 テーマは悪くはないんだが、作られすぎているためか、感動は少なかった。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-10-25 00:08:26) |
29.多くの人々の群像が同時並行的に進行する。徐々につながっていきある事故(CRASH)に集約されていくのだが、その事故は単なる通過点の一つでありあまり事故の重要性は感じられない。登場人物全てが、それぞれ変化を促したくなる様な一癖を持っており、それなりの変化を感じさせる人とそうでない人がおり、みんなが幸せになれるというような単純なストーリーでないところが面白い。事故(CRASH) にもっと重要な意味づけがなされていればもっと面白くなると思う。好み30/50、演出10/15、脚本12/15、演技5/10、技術7/10、合計64/100→6/10点 |
28.《ネタバレ》 登場人物が多すぎて最初は不安になりましたが、後半で色々な人間模様があり見応えのある映画でした。 前半は人種の問題が関わってるにしろ皆さんギスギスしすぎでしたね。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-10 00:51:41) |
27.もう、この作品は脚本の勝利でしょう。 この手法でいうと、全く違うテーマですが「ラブ・アクチュアリー」を思い出しました。 (僕も iPhone ムービーを撮るべく脚本の書き方の本を買って勉強してみたので、その難しさは何となく分かります(笑) ただ大きなテーマである人種差別については、なんだかガチャガチャしていて陰湿な表現が少なく、今イチ深刻さが伝わって来ませんでした。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-30 23:37:58) |
26.米アカ作品賞、脚本賞ですか。私には「何で?」って感じです。共感できるものは人それぞれですからね。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-05 19:10:33) |
25.欠かさず観ているTVドラマ「騎馬警官」のポール・ハギス脚本ということで、期待して劇場へ足を運びました。検事とその妻があまり効果的に話に噛まなかったり、少し都合のよすぎる偶然が散見されるなどの不満点はありますが、伏線が次々に解きほぐされて一本の糸になっていくのは快感です。群像劇の醍醐味ですね。 【K】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-09-24 22:47:55) |
24.《ネタバレ》 自由の国アメリカが抱える闇の部分を全部並べて見せたようなこの映画、もちろん見てて心地いいワケはないんだけど…案の定、かなりホロ苦な後味で。 もちろん終盤にかけて「良心」もちゃんと描かれてて希望もわずかに感じられはするんだけど、実際長くロサンゼルスに住んでたアタシとしては、あんなもんじゃ到底ホンワカした気分にはなれないわ…。 怒りや憎しみは感染力の強い病気みたいなもの、世の中にはイヤなことも理不尽なこともたくさんあるけど、だからってみんなが憎しみをバラ撒いてたら…みんな感染しちゃってサンドラ・ブロックが言ってたように「毎朝、起き抜けから機嫌が悪い」ってことになっちゃう。 映画の中では善意の伝播も描かれてるけど(TVプロデューサーが車泥棒の黒人少年をかばう→黒人少年が密入国したアジア人を解放する)、いかんせん善意は憎しみほど感染力が強くないのよね…。 いいことあったから皆さんにおすそわけ!ってより、ムカつくことあって八つ当たりしちゃった…ってことのほうが断然多いもの(アタシだけ??)。 …聖人のように清く正しくってわけにはなかなかいかないけど、あんまり人にイジワルしてたらバチが当たるから自重しなきゃね。 憎しみの連鎖を積極的に断ち切ろう!とは言わないけど、蔓延のお手伝いだけは避けたいわ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-13 18:03:42) |
23.アカデミー賞受賞は謎ですが、確かにアメリカの内情を描いた作品なのかも。多人種国家における日頃の問題点。矛盾や正義。。。。うん、そうだよね、そうだよね、な作品だった。脚本はうまくできてると思う。大好きなマット・ディロンが初めてアカデミー賞に呼ばれて嬉しかったなぁ。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-07-18 01:34:45) |
22.《ネタバレ》 様々な人種の坩堝の国、アメリカ。人種差別や性差別、過酷な格差社会、そんな色んな問題を抱えた地で必死に生きる人々が、その悪意や憎しみ、そしてほんの少しの善意をぶつけ合いながら様々なドラマを描き出していく。丁寧な演出で、良質の群像ドラマに仕上がっているが、これがアカデミー賞というと少々疑問に感じる部分もある。それでも、ドン・チードルの抑えた苦悩の表情がこの映画のテーマを雄弁に物語っている。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-21 11:50:57) |
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21.《ネタバレ》 先ほど観終わりました。 ウーン。。。私はそれほど嵌れませんでしたねー ただ、言わんとする所は良く分かります。 この映画のキーに成っているのは銃と人種、悪意と善意 そして個人それぞれの立場です。 銃を持っているから警官は特権を付与されている様に 人から思われ、自分も思い上がる。 その時もし、銃を持って居なかったら人を撃ち殺す事は無かったし タマタマその時、銃を持っていたから人は殺意を抱く。 白人は黒人を犯罪者と決めつけ、恐怖し、憎悪し 黒人は黒人以外に敵意を持ち、コンプレックスを持っている。 そしてみんな絶えずイライラし、不協和音の絶えない社会。 しかし、それでもそれぞれの立場で人は生きねば成らない。 そこには悪意も善意も、また、善意から生まれてしまう悪意も有る。 無論、その逆も。 これは正義、不正義という世を統べる建前以前に 人は善悪に関わらず、人として否応無く縛られる業という物が 厳然と有るという事なのでしょうか。 それをこの映画ではちょっと不完全(私の要求というか、我侭で見ればの話で)ですが そこそこ面白く描いています。 しかしねぇ。私はいかにもっていうエピソードに見えちゃうんですが この辺り、みなさんは違和感無かったでしょうか。 この監督の「スリーデイズ」という作品が非常に面白かった分 ちょっと拍子抜けした映画でした。 でも若い人が見ると、面白いのかも知れません。 【一般人】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-27 01:49:06) |
20.《ネタバレ》 数年ぶりの観賞。“衝突”―様々な人種の人々の関わり合いから互いに分かり合っていく様子が淡々と描かれていました。多くを語らず映像と音楽だけで表現する場面が多用されていて観る者に訴えかけていました。雪降る夜の街は美しいラストシーンでした。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-11 01:07:02) |
19.《ネタバレ》 悪い映画ではない。だが話を詰め込みすぎている。もっと1本1本の話に入れるようにしないと。これではただ流れてただ終りになってしまっているように感じた。扱っているテーマは悪くないから、変に時間軸などいじらず、人数をもっと絞って見せた方がよかったように思う。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-10 14:08:32) |
18.人種差別を問題としてではなく、装飾としてうまく使っているように感じました。なんだか映画とは違うものを見ているという感覚でした。この作品のいいところは群像劇の見せ所である人と人との絡みがうまくいってることだと思います。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-07-23 20:05:24) |
17.んー人物が入り乱れてよくわからん。 要するに、アメリカは多民族国家のために、人種の間に多くの軋轢を抱えており、 銃の存在がその問題をさらに複雑にしている、ということらしい。 結局、この国にはいろんな人種の人がいて、争うこともあるけど、 根はみんないい奴のはずなんだから、みんな仲良くしようよ! というメッセージなのではないか。 とりあえず、アメリカはさっさと銃を禁止にしたほうがいいと思った。 【且】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-06-29 23:46:53) |
【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-09-20 21:54:41) |
15.登場人物は多いが、比較的分かりやすい。人種差別がテーマだがそれ以外にも訴えかけるくるものがあり、人種差別が身近でない自分にとっても感じるものがあった。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-08 23:42:31) |
14.アメリカでの日常が端的に描かれている作品なのだと思うが、日本に暮らしており、アメリカに精通しているわけでもない私が見てもあまり共感を覚えない。 一つ一つのエピソードは良いのですが、全体としてみると「だから何?」と言いたくなってしまいます・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-19 00:45:55) |
13.《ネタバレ》 いい映画と面白い映画は必ずしも一致しない典型的な映画。汚い言葉と見てて嫌になるほどの差別的行為、ラストに全部が繋がるわけでもなくみんながハッピーエンドになるわけでもない。生き方をいい方向に変えるであろう人もいるが、大半の人物は改めて差別の現実にぶつかったり、取り返しのつかない間違いを犯してしまったりで決して楽観的なラストではない。せっかく点で描いた物語なら最後はきれいにまとめて救いのあるラストにして欲しかった。ほら人間って意外といいもんだろ?って思えるラストなら良かったのに 【レッドホーク】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-01 05:28:02) |
12.《ネタバレ》 偶然にしては出来過ぎな感があるがアラブ人と間違われ襲撃されるペルシャ人店主と鍵屋のエピソードはいい。短編集のほうが良かったかも、、。父親を庇おうと飛び出す娘に思わず『いっちゃダメ!』と思いっきり感情移入できたので良しとしよう。透明マントほしいな~。 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-05 15:01:19) |