11.おそらく映画より小説のほうが理解しやすそうな話だけど、とにかく2時間でおぼろながら伝達された。不正で維持されている米国の暮らし。完全に第三者の視点からのドキュメント的ドラマなのではなく、どこか自己批判的な視線を入れておくと企画が通りやすいのだろうか。こういう硬派の映画が製作されていく過程のほうに興味がいってしまった。自己批判を絶やさない国情は本当に立派だと思うけれど、なんかそれが一つの型になってはいないか、という気もちょっとした。米国企業の介入でクビになった若者が、自爆テロリストとしてリクルートされていく脇筋もある。これなんか実感あった。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-29 09:11:50) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 脚本家が同じだけあって、まさに「トラフィック」石油版という感じでした。そもそも「シリアナ」というのはこの映画の舞台になっている中東の架空の王国の名前なのですが、それすら解説を見て初めてわかるというストーリーの説明不足はイライラさせられます。この映画の場合、余程米国内の政治や行政に詳しい人でないと、米国内での企業合併に係わるストーリー展開が理解できないでしょう。「トラフィック」のような麻薬戦争というテーマと違って、誰が「善」で誰が「悪」なのかがこの脚本ではすこぶるわかりにくい。まあ身も蓋もないことを言えば、登場人物みんな「悪」だというのが多分正解なのでしょうが。体重を17キロも増やして演じたというジョージ・クルーニーの熱演は光っています。ジンクス通り、オスカーを獲るのに体型をいじって役作りをするのは有利みたいですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-02 00:40:26) |
9.わかりづらい映画は好きじゃない。ただの群像劇で観客をドラマまで導いてくれてない。相当集中して整理しながら見て、終わって思った事は相関の理解だけで、ドラマそっちのけ。ただ関係性はよく考えると面白いと思うからもう一度見てみたい。(疲れてない時に) 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-24 19:59:37) |
8.確かに分かりにくい。相関図がないと理解がし難い。ラストのラストってぼやけて見にくいけどクルーニーも生きてたの?結構緊張感があって私は好きですよ。確かにマットディモンは必要ないと思います。アメリカ人ってよっぽど中国のこと嫌いみたいね。この先、ますます中国バッシング映画増えそうですね。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-25 12:09:01) |
7.観る者の記憶力と、一つの映像から多くを理解する読解力と、ブツ切りにされたシーンのミッシング・リンクを埋める能力を試されるような映画でした。きわめて今日的かつ興味深いテーマだったのに、余計なところで神経を使わされた感じです。そこで思うのですが、果たしてM・デイモンのキャラは必要だったのでしょうか。主要3人の中ではいちばんわかりやすい役回りですが、話の本筋から見ればどうでもいいキャラだった気がします。仮に彼がいなければ、もう少しスリムで濃密でわかりやすい映画になっていたんじゃないかな。興業的にはマイナスでしょうが。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-13 10:25:01) |
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6.名実共に石油版「トラフィック」。しかし物語的面白さや演出の斬新さは、とても「トラフィック」には及ばない。石油の利権を巡って巨大グローバル企業とCIAが暗躍するという「いかにも」なストーリーが、リアルな展開に反して、もの凄く陳腐に見えました。逆にこの映画の凄い所は、テロリストとなっていく青年と反米の王子に方を「善玉」として描いている点(これはブッシュ・ドクトリンとは正反対の設定)。家族思いで信心深い青年を追い込んでいくのが石油を取り巻く環境(つまりはアメリカが遠因)。そして、王位を継承することとなる親米の第二王子はボンクラ貴族で、反米を掲げる第一王子こそ国家と国民を第一に考える政治家。この時期にこういう作品を作れるというのが、アメリカの素晴らしいバランス感覚ですね、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-14 00:03:50) |
5.確かに予備知識なしでは、ほとんどわからない、ドキュメンタリー風にしたかったのか? しかし いかんせん私には内容が(この世界の常識?)わからなすぎる!もう3回位見ないと・・ 【月読】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-12 15:25:56) |
4.石油利権をめぐって繰り広げられる欲望剥き出しの熾烈な争い。コマとして動く人々の後ろには企業や国家の巨大な意志があって、そのもとでは、人ひとりの命など虫けら以下の価値しかない。世の中コインの裏表で、こういうドロドロした世界というのはおそらくあるんでしょうね。この映画、複数のエピソードが同時進行するうえにいまいち説明不足なので、事前に登場人物やプロットなどの情報を知ってから鑑賞したほうがよりよいと思います。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-07-23 13:09:20) |
3.《ネタバレ》 いきなり出てくるジョージ・クルーニーにびっくり。「誰!?」ってほどニクが付いてます。俳優さんって大変だなぁ(汗)で、マット・デイモンってどういう役どころなんでしょう。未だに良く分かりません。 お話は、2度観るか、パンフレットを事前にしっかり読み込んで、人物と国の相関図を頭に入れて置かないと理解出来ないような気がします。現に帰宅してからパンフを読むまで「???」の嵐でした。でも、正に今、中東のどこかで起こっていそうな出来事に思えてなりません。実際こういう事態になる確率がどれほどのものかは分からないけど、果たしてもしそうなった時、事実は正確に報道されるんでしょうか。とても疑問。 最後に、「あの」シーン、映画館の座席で飛び上がってしまったことは内緒です(苦笑) 【椿庵】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-27 15:16:39) |
【たま】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 16:14:21) |
1.《ネタバレ》 石油利権争いにCIA(欲しがったアメリカ)が暗躍ってネタはありがちな気がするけど、映像で観られてなかなか興味深かった。原理主義の思想にすがる、人生に失望した若者は哀しい現実なんだろうな。登場人物が多く、場面展開が頻繁にあるので注意した観ないとマズイです。中東近辺の情勢が解ってないと辛いかも。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-07 18:22:30) |