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処刑の部屋

[ショケイノヘヤ]
1956年上映時間:96分
平均点:4.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1956-06-28)
ドラマモノクロ映画犯罪もの青春もの小説の映画化
新規登録(2006-02-17)【青観】さん
タイトル情報更新(2024-01-21)【イニシャルK】さん
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監督市川崑
助監督増村保造
キャスト川口浩(男優)島田克巳
川崎敬三(男優)竹島
若尾文子(女優)青地顕子
宮口精二(男優)島田半弥
岸輝子(女優)島田はる
中村伸郎(男優)茂手木教授
入江洋佑(男優)J大生杉
春本富士夫(男優)リズム・カイズのマネージャー
伊東光一(男優)ちぢれ髪の教授
丸山修(男優)製パン工場の男
中條静夫(男優)雑誌記者
中田勉(男優)医者
飛田喜佐夫(男優)相手のない学生
月田昌也(男優)石川
歌澤寅右衛門(男優)吉村
小高雄二(男優)良治
原作石原慎太郎「処刑の部屋」
脚本和田夏十
長谷部慶治
音楽宅孝二
撮影中川芳久
小林節雄(撮影助手)
製作永田秀雅
企画土井逸雄
配給大映
美術下河原友雄
編集中静達治
録音須田武雄
照明泉正蔵
渡辺長治(照明助手)
その他土屋テル子(記録)
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3.石原慎太郎原作の太陽族映画というと日活の映画という印象があるが、本作は大映の映画で、日活から移籍してきたばかりの市川崑監督が手がけている。映画としては「狂った果実」よりも面白く見ることができたが、それでもやはり今見ると「狂った果実」と同じく古臭さを感じてしまう映画で、市川監督の演出もそれほどキレを感じない。(ただみなさんがおっしゃるように宮口精二と川口浩が口論をする隣の部屋で岸輝子が新聞漫画を読んでいるカットは市川監督らしさが感じられた。)主演の川口浩は不良らしさがよく出ていて、裕次郎よりもこういう役はハマっている気がする。しかし、「狂った果実」もそうなんだけど本作に登場する大学生たちはどこか幼稚な存在に描かれていて、太陽族ものってみんなそうなのかと思えてしまった。ヒロイン役は市川監督の映画には本作が初出演の若尾文子。この頃はまだ清純派で可愛らしい彼女がけっこうな体当たり演技を見せていて、(とはいえ、まだ本作ではだいぶおとなしいが。)本作に助監督として参加している増村保造監督とのその後のコンビ作での活躍を予感させていたのが印象に残る。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2014-06-05 23:01:50)
2.市川崑のこの頃の作品は今観ると古臭さがぬぐえず、(多少時期はずれるものの)黒澤、小津、成瀬といった巨匠の作品に比べると、映画ファンのマスト映画とまでは言えない作品が多いように思う。この作品もストーリーや人物への感情移入、共感という点では物足りない。面白いと感じたのは、やはりよく言われる月並みな表現ですがスタイリッシュな映像の見事さ。手前で宮口精二夫妻が顔アップでやり取りしながら奥で小芝居をする川口浩のシーンであるとか、絵的に見とれてしまう。又役者では宮口精二が素晴らしいのはいつものことだが、川口浩の魅力が全快の作品だと思う。男の自分から見ても、かっこよさというかやんちゃなというか、素直にいいなーと思える良いキャラで、川口浩が何で人気があったのかを知りたいならこの作品を是非すすめたい。
Seanさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-12-27 16:26:41)
1.《ネタバレ》 大映の男優って、なんか神経質の感じが強い。川口浩や川崎敬三、本作には出ないけど雷蔵にやがて自殺する田宮二郎、まあ船越英二や勝新太郎といった例外もありますが。とりわけ本作の川口浩のキャラクターは、太陽族の流れなんだろうけど、甘えた感じ・すねた感じ・ポーズとしての不機嫌などが、屈折しイビツに出てて印象深い。レイプされた若尾文子が逆にホレてくるって設定は、いい気なもんだが、このころとしては女のほうから誘いをかけていくあたりに「いまどき」が感じられたのだろう。崑の女性映画は、めそめそした女があんまり出てこないところがいいのに、これではラストでめそめそする古い女になってしまって残念。唐突に「俺は生きるんだ! 反抗するんだ!」なんて叫ぶ男も男だが。かえってひたすら現状維持を望む母親(岸輝子)が、父子が喧嘩してるときに新聞のフクちゃん読んでくすっと笑ってたりするカットに、演出のサエを感じた。これが崑の大映第一作。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2007-12-17 12:19:08)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 4.83点
000.00%
1116.67%
200.00%
300.00%
400.00%
5233.33%
6350.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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