5.《ネタバレ》 これは、「恐怖感」というより「不快感」のほうが強烈な映画でした。それもホラー演出への不快感ではなく、性格最悪の姉・清美への不快感だけでもうイライラMAX!!勝手に家に上がりこんで優子たちと口論するシーンでもう怒りは絶頂へ。どうせ死ぬキャラだろうとはわかってたのですが、あまりにもそこでフラストレーションが溜まってしまったので、早送りして姉が死ぬシーンだけ先に見てしまいました(笑)しかし姉が死ぬシーンもイマイチでしたね。今までしてきたことを後悔するくらいもっと徹底的にやって欲しかった。残念。
その後元の位置に戻して鑑賞し直し。しかし他のシーンも怖いというより痛々しいとかそっちの感覚のほうが刺激されてしまいます。そういう意味では鑑賞前に期待したようなものではなかった。不快感マックスという意味では個人的には『ファニーゲーム』のような後味に似ている作品です、ええ。
ただ、栗山千秋さんはすごいですね。『キルビル』の時は「これどうしよう!?」ってくらいドン引きなキャラだったのに、この映画での魅力ったらありません。前半の何とも明るいキャラといい、中盤以降の脛に傷を持ちながらもでも溌溂で天真爛漫な少女に、芯から光る美しさを見ました。綺麗、可愛い。あんな子が海岸で叫んでるの見たいなぁ・・・(ボヤキ)