自虐の詩のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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自虐の詩

[ジギャクノウタ]
Happily Ever After
2007年上映時間:115分
平均点:6.25 / 10(Review 75人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-10-27)
ドラマラブストーリーコメディ漫画の映画化
新規登録(2007-09-26)【ジャッカルの目】さん
タイトル情報更新(2024-10-31)【イニシャルK】さん
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監督堤幸彦
演出諸鍛冶裕太(アクションコーディネーター)
キャスト中谷美紀(女優)森田幸江
阿部寛(男優)葉山イサオ
アジャ・コング(女優)熊本さん
カルーセル麻紀(女優)福本小春
西田敏行(男優)森田家康
名取裕子(女優)美和子
遠藤憲一(男優)あさひ屋マスター
佐田真由美(女優)森田秋子
岡珠希(女優)中学時代の幸江
丸岡知恵(女優)中学時代の熊本さん
Mr.オクレ(男優)喫茶店店主
蛭子能収(男優)新聞販売店主
松尾スズキ(男優)中年男
竜雷太(男優)組長
谷津勲(男優)
斉木しげる(男優)小春の夫にそっくりな訪問販売の男
島田洋八(男優)ポン引き
出演斉木しげる小春の夫(写真)
脚本植田博樹(ペンネーム「里中静流」)
音楽澤野弘之
志田博英(音楽プロデューサー)
主題歌安藤裕子「海原の月」
撮影唐沢悟
製作遠谷信幸
島本雄二
松竹(「自虐の詩」フィルムパートナーズ)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(「自虐の詩」フィルムパートナーズ)
ジェネオンエンタテインメント(「自虐の詩」フィルムパートナーズ)
電通(「自虐の詩」フィルムパートナーズ)
エイベックス・エンタテインメント(「自虐の詩」フィルムパートナーズ)
松竹ブロードキャスティング(「自虐の詩」フィルムパートナーズ)
製作総指揮迫本淳一
企画細野義朗
プロデューサー植田博樹
配給松竹
特撮野崎宏二(VFXスーパーバイザー)
美術相馬直樹[美術]
編集伊藤伸行
照明木村匡博
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1
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11.《ネタバレ》  良い話だし、感動もしたはずなのですが、どうも引っ掛かる部分がある一品でした。

 まず、主人公の内縁の夫であるイサオに感情移入出来ないというか、同性の目からすると引いちゃうものがあるんですよね。
 実質的な妻であるはずの幸江を働かせて、自分は働かない、家事もしない。
 喧嘩して警察のお世話になったり、パチンコに使う金を幸江に集ったりで、あまりにも情けない男なんです。
 こういった「暴力的で不器用な男」に惹かれる女性がいるのは分かるし「ああ見えて、良いところあるんだから……」という幸江の一言によって、彼女がイサオに依存している事も、分かり易く描かれてはいるんですが、ちょっと自分としては距離を感じちゃいました。
 唯一「幸江を殴ったりはしない」という線引きを守っている事には感心しましたが、流石にそれだけじゃ物足りなかったです。

 そんな二人の馴れ初めが、後半の回想シーンによって明かされる形になっている本作品。

「不幸な生い立ちゆえに薬物中毒の売春婦となっていた幸江を、イサオが救い出してくれた」
「だからイサオが駄目男になっても幸江は見捨てたりしない」

 との事なので(良い話だなぁ……)と感じる一方(で、そんな理想の王子様みたいだったイサオが、何で駄目男になったの?)という疑問も湧いてきたりして、どうもスッキリしないんですよね。
 「根っからのヤクザ気質なので、ヤクザを辞めたらまともな仕事も出来なくて恋人のヒモになってしまった」「そんな自分がやるせなくて、かつては女神のように崇拝していた幸江にも冷たくなってしまった」のだと解釈すれば、やっぱり(情けない奴だ)って感想しか出て来ないです。
 イサオの代名詞であろう卓袱台返しに対しても、作中でお約束として何度も繰り返される度に「食べ物を粗末にするなよ」ってツッコんじゃったくらいなので、自分とは相性の悪いキャラクターだったのだと思います。

 そんな具合に、根底の部分で肌に合わないものがあったのですが、全体的には楽しめたし、面白かったですね。
 牛乳と饅頭をくれたりした新聞配達の雇い主が「悪いけど、明日から配達来なくて良いよ」と言う場面は衝撃的だったし、そういった不幸な場面が丁寧に描かれているから、観客としても、主人公には幸せになって欲しいと思わされる。
 お守りの五円玉や、刻み海苔など、小道具の使い方も上手い。
 熊本さんと殴り合って育まれる友情、駅での別れ、空港での再会も、ベタだけど良かったです。

 「前略お母ちゃん、貴女は何故私を産んだのですか?」という冒頭の問いかけが、妊娠によって主人公の身に返って来る構成にも、ハッとさせられました。
 その問いに対する答えは、やはり「幸せになりたいから」だろう。主人公も子を産む事によってハッピーエンドを迎えるはず……と思っていたら、それがちょっと違う方向に着地する辺りも、意外性があって良い。

「主人公カップルは生まれてきた子供と一緒に、幸せそうに海を眺めて終わり」
「その一方で、ラーメン屋の店主や隣人の小春さんは、不幸になる未来が示唆されている」
「結局、主人公達は結婚もしないし、イサオは真面目に働き出したとも思えないしで、子供が生まれた事以外は何も変わっていない」

 という形であり、完全なハッピーエンドとは言い難いけど、主人公二人の状況は改善されたし(まぁ、これで良いのかな?)と思える、不思議なバランスだったのですよね。
 恐らく「幸や不幸は、もういい」「どちらにも等しく価値がある」「人生には間違いなく意味がある」というメッセージで完結させた以上、何もかも幸福にして終わる訳にはいかない為、こんな形になったのだと思われます。
 自分としては主人公カップルよりも、彼女達を支える隣人側に肩入れする気持ちがあっただけに、そこは少し残念。

 主人公達が不幸を乗り越え「人生の意味」を見出せたのと同じように、店主や小春さん達も、何とか乗り越えて欲しいものです。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2017-10-28 04:34:54)(良:2票)
10.《ネタバレ》 独特な笑いと世界観が楽しめる作品でした。
「大阪のおばちゃん」的な大阪のイメージを更にデフォルメしたみたいな感じで、
通天閣下に広がる薄汚い町が妙にツボ。ほとんどセリフのない阿部ちゃんもパンチパーマが似合っていて良かったです。
中谷美紀も見事ですよ。普段見られないような役柄だけど、これまたハマり役でした。
西田敏行は東北弁うますぎるなぁと思ったら、実際に東北の方なのね。
イサオとの恋愛物語より、熊本さんとの友情の方がグッとくるし話としては主軸よね。
熊本さん役がアジャコングで、子供時代を演じてた子がすごく似てて良かった。よく見つけてきたねあんな子。
東京が舞台の時は、二人が大阪の時とキャラがだいぶ違うのでその辺は少し違和感あった。
あろえりーなさん [ビデオ(邦画)] 6点(2016-02-13 21:33:22)
9.話の展開に「なんで?」ってところがいくつかありましたが、最後まで楽しめて観れました。やっぱり「ちゃぶ台ひっくり返し」は印象に残るシーンでした。
紫電さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-24 15:21:43)
8.私が学生時代、メンズノンノのモデルだった阿部 寛もすっかり名優ですね。楽しんで見れました。ちゃぶ台返し、憧れます(笑)
じょーーさん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-09 14:44:25)
7.《ネタバレ》 いい要素はたくさんあります。まず、中谷美紀がとてもうまい!ユキエと熊本さんの中学時代のエピソードは心にしみる。細かいギャグにもクスッとできて、コメディとしてもなかなか。町の雰囲気もよい。しかし、映画全体としてのまとまりが今一つで、どうも消化不良です。特にエンドロール後の「幸と不幸は等価値。意味のない人生はない」みたいな着地点は最悪。僕的には、熊本さんが作ってくれたお弁当に入っていた半熟のゆで卵が、一番の感動ポイントでした。
コウモリさん [DVD(邦画)] 6点(2008-09-16 02:32:09)(良:1票)
6.温かくて割と面白い映画だったよ、と人に勧めはするけど、自分では1年経ったら「ちゃぶ台返し」(原作では「でえええい」だったかな)以外ほとんど忘れてしまってそうな作品でした。超ディープスポットでロケされていながら、それが全然生かされていないのも残念。
KYPAさん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-06 20:28:35)
5.最初の1~2回のちゃぶ台返しは面白かったが、3~4回と続くと飽きが来る。
中谷美紀の薄幸そうな雰囲気は良いのだが、綺麗すぎるでしょ・・・
原作を未読のまま観たのだが、「さっさと別れた方が良いのでは?」と何度も思ったが、回想シーンでなるほどと思った。ちょっと目頭が・・・
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-23 00:35:32)
4.そこまで作品世界に入り込めなかったのが残念でならない。それは監督がどうとか役者がどうとかの問題では無く、きっと自分の状況にあるんだよね。心に大切な人がいるといないとじゃ感じ方も大きく違ってくるのかも?そんな印象を持った映画でした。それと個人的にはスッピンのほうが、中谷美紀は可愛いかもしれない。
マリモ125ccさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-15 21:14:42)
3.各レビューで好評だったんで原作を軽く読んで観に行きましたが、原作を読んだせいか少し冷めた視点で見ちゃったかもしれません。でも近くの席で泣いてる人もいましたし、悪くはないと思います。
ポドルスキさん [映画館(邦画)] 6点(2008-01-24 01:42:30)
2.《ネタバレ》 漫画を読んでからの鑑賞です。
週刊宝石連載時から知ってはいましたが、あまりにもオヤジ臭い雑誌だったので未読のまま単行本を購入しました。
4コマ漫画と映画はテンポが違うので、原作好きの方にはイメージが違ってしまってるかもしれません。
前半はくどかったけど、後半のテンポは良かったです。
それにしても、エルメスさんもすっかり不幸女優になってしまいました。
山田錦さん [映画館(邦画)] 6点(2007-11-27 11:17:44)
1.BSマンガ夜話がきっかけでブレイクしたこの作品ですが,私もその時上下巻を一気読みした口です.その時感じた「それほどでもない」感が,映画でもやはり同じでした.この作品の中で爆笑を想定して,実際に周りの方が爆笑していたシーンで,私は何故か笑えませんでした.何故なのかは自分でもよくわかりません.世代ギャップなのかも知れません.或いはこういった貧乏で不幸な主人公のような状況をあまり想像できないせいかも知れません.だから逆に感動で涙を流すであろうシーンもそれほどとは感じませんでした.そのせいか「人生には意味がある」という台詞がどうも空回りしているような印象でした.
マー君さん [映画館(邦画)] 6点(2007-11-20 23:16:42)
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【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
211.33%
322.67%
479.33%
52026.67%
61114.67%
71520.00%
81216.00%
945.33%
1034.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review9人
2 ストーリー評価 7.00点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.20点 Review10人
4 音楽評価 7.62点 Review8人
5 感泣評価 7.55点 Review9人
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