24.《ネタバレ》 序盤は、いいおっさんとおばさんが海岸で抱き合ったりして、どうしたものかなと思ったのですが、32歳という年齢を聞いて、意外と若い設定だったことに、麒麟淡麗グリーンラベル吹きました。日本人の感覚だとそれでも年齢を考えろとなりますが・・・でも、後半の渋い演技に照準を合わせた結果、仕方なかったんだなと納得しました。個人的には、ロシア戦線に送られた男が、九死に一生を得て本当にラッキーだなという思いが強く、他にいくらでもあったであろう悲しい別離と相対化されて、まったく悲しい気持ちにならなかったんですよね。戦争とはあまり関係なしに、男と女の出会いや運命の儚さや切なさに、ジンときました。蛇足:テーマ曲(ひまわり「愛のテーマ」)に聞き覚えがあるなと思い、真っ先に市川崑の金田一シリーズが思い浮かんだのですが、「愛のバラード」と混同したようです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-05-24 19:34:36) |
23.《ネタバレ》 ウクライナ情勢を受けて何かと話題になっているので再視聴しました。(このサイトの『最近一週間投稿数ランキング』にも挙がっています) この主題曲もまた、聞いたことがない人はいないであろう名曲。 古い映画は往々にしてストーリーはシンプルでベタな展開が多く、この映画もご多分に漏れず。 典型的な"すれ違い"による悲劇が描かれていて、戦争がもたらす悲劇と深い悔恨の念が伝わってきます。 戦争は人を不幸にしかしない。 壮麗なひまわり畑と墓地とのコントラストがとても印象的なので、映像美はレストア版で楽しみたいところです。 ソフィア・ローレンはやはり米倉涼子に似ていると思う。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-08 09:53:08) |
22.《ネタバレ》 可もなく不可もなく。くっついて結婚して、徴兵に駆り出されて、帰ってこず。妻が探しに行くと、死にかけたところを救ってくれた女性と結婚して家庭を築いていた。その後再会したが、お互い家庭があり、一緒にはなれず。。。といった内容。内容が無いというか、起伏がないくて正直つまらない。戦争は家庭を引き裂いてしまい、やはり残酷だ。あと、主人公のイタリア女性が気が強そうだが美人である。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-05-01 19:35:27) |
21.主題歌と一面のひまわり畑がとても印象的な映画。 登場人物も多くないし、分かりやすいストーリーだが意外に飽きない。でも、意味深い作品というほどではなく、昔の名作ってこんな感じだったかな~とか思いながら観た。 【simple】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-09-23 19:21:29) |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-27 23:20:57) |
19.《ネタバレ》 精神疾患を装っての徴兵逃れがバレて、極寒のソ連前線へ。 身から出た錆とも思えるが、雪の中でバタバタと倒れていく兵士たちの姿に苛酷な状況が伝わってくる。 生死不明の夫をロシアまで行って懸命に探すジョバンニ。 そこで見たものは、助けてくれたロシア女と家庭を持ったアントニオ。 その衝撃は察するに余りある。 一方、アントニオもジョバンニに他の男との赤ん坊がいると知ったときは同様だろう。 お互いの消えない愛の炎を確認しながらも、もう戻れないと悟る二人が切ない。 シンプルな話ではあるが、飽きずに最後までしっかり見せてくれる。 無数の屍の上に咲いた大輪のひまわりがとても印象的。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-15 23:32:23) |
18.《ネタバレ》 この映画によって物凄く快活なイメージだった“ひまわり”が、物悲しげに感じるようになりました。 メロドラマ(メロドラマと軽くいってしまうのも何だが・・・)の王道とも言える映画ですね。 男の背中に哀愁を感じるのは数あれど、女優であるソフィア・ローレンに哀愁を感じてしまいました。 ヘンリー・マンシーニの曲が、更にその思いを増しています。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2013-10-18 14:08:40) |
17.うーむ、こういうメロドラマな名作はいつも良さがあんまし分からない。まだまだ俺が子供だからだろうか。天井桟敷は凄く好きなんだけど。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-04 11:41:23) |
16.《ネタバレ》 おそらく『ニュー・シネマ・パラダイス』が公開されるまで、本作は日本でもっとも観客を泣かせた洋画ではないでしょうか。自分もガキの頃ロードショウで観ましたが、周りの大人がぼろぼろ涙を流しているのにびっくりした記憶が残っています。 あまりにベタなストーリーは名匠デ・シーカのフィルモグラフィの中でも凡作の部類だとは思いますし海外での評価も高くないのですが、よっぽど当時の日本人の琴線に触れたんでしょうね。まああの地平線まで一面のひまわり畑は、日本人には決して想像できない風景なのは確かですが。ソ連でロケするのは色々苦労があったのは判りますが、ソ連の人は皆すごくいい人ばかりってのはちょっと臭すぎますね。 いくらイタリア男と言っても、命の恩人リュドミラ・サベリーエワを捨ててソフィア・ローレンのもとに帰ろうとするなんて、マストロヤンニよあんまりだ! 【S&S】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-09-11 00:59:10) (良:1票) |
15.ヘンリー・マンシー二の曲が大好き。広大なひまわり畑も好き。リュドミラ・サベーリワが美しい。でも内容は少し物足りなさを感じた。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-26 20:59:05) |
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14.《ネタバレ》 戦争が愛し合う二人を引き裂く例のパターンです。ジョバンナがソ連へアントニオを見に行く辺りまでは良かったが、以後のアントニオの行動が滅茶苦茶です。あまり共感できなかった。まぁそれも含めて戦争なんだろうけど。それから評判通り音楽が良かったのと、列車から映るひまわりのシーンは感慨深いものがありました。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-10 21:24:33) |
13.《ネタバレ》 音楽がやたら印象的。それ以外はまあ普通か…。最初にソ連からイタリアへ戻るところで終わってたら結構好きだったかも。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-05 03:40:36) |
12.《ネタバレ》 観たのは二度目。「たしか相当な数の卵を焼いていた映画だったような」という、この映画を冒瀆でもするような記憶を確かめたくて。やっぱり当たりで、卵…ガンガン割っていました。3国の反戦メッセージは、大人になった今の私にはよく伝わりました。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-25 17:52:02) |
11.《ネタバレ》 男と女が愛し合い、その仲が戦争によって引き裂かれ、待ち続け探し続けた末に会えたと思ったらかつての恋人には夫が…というお決まりのパターン。当時でこそ最新ファッションだったのかもしれないけれど、ソフィア・ローレンのボンバーヘッドはどう見たって美しいとは思えなかった。……子どもとベッドを見て自分の願いが叶わないことを予想し、駅のホームでそれは確信に変わる。そこで終わっていれば美しい別れだったのかもしれないが、未練がましく夫が訪ねてきたり、挙句の果てには自分の子どもも忘れて「一緒にいこう」なんて情けない台詞を吐いてみたり、その後の余計な引きずり方にはさっぱり共感できなかった。物語の筋書きは「シェルブールの雨傘」なんかと良く似ていると思うが、あの雪のエンディングの美しい「肯定の別れ」に対して、この映画の別れは(別にそんな別れ方を否定する訳ではないが)すべてに「否定で後ろ向き」で後味が悪い。……評判どおり音楽の美しいこと、かつての恋人を追い求める時に汽車の窓から見えるひまわり畑。線路にひどく揺れるカメラアングルの観辛いのが何とも味がある。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-09-23 20:07:20) (良:1票) |
10.とにかくこの映画はヘンリー・マンシーニの音楽に尽きる。ヘンリー・マンシーニの楽曲がなければこの映画はここまで有名にならなかっただろうと思う。始まりのひまわりをバックに流れる音楽からウットリさせられました。しかし、ストーリーそのものは、時代背景が古いためか、自分の年のせいなのか、ほとんど共感できませんでした。俺の母親はいい映画だって言ってたんですが・・・また大人になったら見てみようかな。でも、補って余りある"音楽"に6点。戦争によってこんな悲劇が二度と起こらぬよう祈るばかりです。 【A.O.D】さん 6点(2004-11-28 17:59:29) |
9.《ネタバレ》 最初にこの映画を見てればもっと感銘を受けたんだろうけど、最近のこの手の似たような映画を見てしまってる自分としては、名作というよりなんか普通の映画のストーリーに思えてしまいました。それでもやっぱり鮮やかなひまわりの畑(あんな悲しい事実が隠されていたとは・・)と無数ともいえるほどの丘に埋葬された兵士の墓。その映像は素晴らしく、この切なく悲しい物語を強く語ってました。ソフィア・ローレンは様々な世代を演じていましたが、その各世代の雰囲気が非常によく表されており、素晴らしい女優でした。 でもやっぱり戦争は悲しいですね。ほんとに戦争の犠牲になったのは、男を戦場に送り出した人たちなのかもしれません。 |
8.最後ホームでの二人の別れのシーン、突然ジョバンナの顔が老けました(老けて見えました)。彼女の本気の恋は完全な終末を迎え何かが抜け落ちたよーに見えた瞬間がのこりました。 【ヒロヒロ】さん 6点(2004-09-01 15:33:59) |
7.母親に「絶対感動する」とゴリ押しされて見せられた映画だったので、若干引き気味で見てしまいそこまで感動できなかった。予備知識なしで見たほうが素直に感動できたかもしれない。一面に広がるひまわり畑と、一面の十字架の中を歩くソフィアが美しくて悲しくて。そしてあの悲しい旋律の曲と・・・別れなくてはいけない男女、戦争とは悲しいものですね。 【耳】さん 6点(2004-06-22 17:16:46) |
6.ひまわり、というだけあって、ひまわりが主役である。どどどど~んとまっ黄黄。これでよいのだ。本当に人間は戦争ばかりしていて、バカだなあと思う。でもひまわりはなんのためらいもなく咲き誇る。泣いてもよいし、泣かずともよい。昔、○×名画座なんぞで、女の子が3人ほど並んでよく泣いていたものだ。みんなふつうのおばさんになっていることだろう。わたしならロシアの新しい奥さんのほうに肩入れするなあ。歴史には勝てないよ。ともかく一種の通過儀礼のような貴重な作品だと思う。 【バッテリ】さん 6点(2004-02-12 22:26:26) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 運命の大波にあらがいながらも結局は流されていく,ローレンとマストロヤンニの2人に共感できるかどうかがこの映画の鍵。私も残念ながら,プチみかんさんと同じ意見だ。あのロシア女性のひかえめさが際立つだけに,ローレンの溢れる愛情や逞しさ故の暴言が許せなくなる。恐らくあのウクライナ女性は,「いつかこの幸せも壊れてしまうのではないか」という予感に恐れおののきながら日々を過ごしたことだろう。また,再会の時にみせる彼女の毅然さからみて,彼を愛することにかけてもローレンに負けないほどの自信があったことをうかがわせるし,同時にローレンの気持ちを思いやる優しさもある。過酷な東部戦線からの帰還兵や,息子の無事を聞いてよろこぶ義母に対して一人よがりの暴言を吐き,何も言わない現地妻を思いやる気持ちさえ持ち合わせない身勝手なローレンと,かつての敵兵の命を救い,しかも彼を夫としたあの美しいサベーリエワとでは,どうひいき目にみても後者の方に私は共感を覚えるのである。 |