牛の鈴音のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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牛の鈴音

[ウシノスズオト]
Old Partner
(워낭소리/Wonangsori/牛鈴の音)
2008年上映時間:78分
平均点:5.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-12-19)
ドキュメンタリー
新規登録(2009-12-20)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2011-10-11)【イニシャルK】さん
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監督イ・チュンニョル
脚本イ・チュンニョル
美術菅原文太(日本語題字)
編集イ・チュンニョル
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2.純粋なドキュメンタリーを期待していたが、意外と作為的な部分が多く見受けられた。映画作品として仕上げるには、ある程度映画的展開をつけなければならないのも、致し方ないのかもしれないが、本作においては老夫婦の元々持っているキャラクターが非常に良いだけに、脚色のない本当の意味での「ドキュメンタリー」を観てみたかったというのが正直なところ。
胸にくる良い場面もあり、題材そのものがとても良かっただけに、もう一歩という感じ。
おーるさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-12 06:38:36)
1.ドキュメンタリー風ドラマ、もしくはドラマ風ドキュメンタリー。純粋なドラマだったら「ほのぼの老夫婦のスケッチ」で決まっちゃう。ばあさんはいつも愚痴を言ってるが、ムッツリじいさんとのコンビが夫婦漫才のようで、「いやあ、でも本当は仲がいいんだよ」って気分に落ち着いていくだろう。でもドキュメンタリーの血も混ざっているので、なにやらチクチクと残るものがあるんだ。そこを買う。このばあさんの愚痴、けっこう本気な不快が籠もっていて、これは東アジアの農家の嫁がずっと忍従してきた愚痴なのではないか。労働力としてまず第一に考えられてきて、牛にやる草をこの年になっても刈る仕事をさせられる。ばあさんの牛に対する不満は、同じ農耕労働力として扱われてきたもの同士の憤懣が籠もっているようでもあり、奇妙な三角関係すら時に感じられるのだ。この感情のほつれは、ずっと東アジアの農民の間にあり続けてきたんだろう、という長い歴史がほの見える時がしばしばあった。でも仔牛を売るときなんか、けっきょくばあさんの意見が通っているし、対外的な実権はばあさんのほうが握っているらしい。それなりに釣り合いは取れているのだろうか。消えゆく家畜農耕の、人と牛との交わりの記録だが、消えゆく一昔前の「農村夫婦」のあり方を記録してもいる。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 09:59:47)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.20点
000.00%
100.00%
2120.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
6240.00%
7120.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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