嵐が丘(1953)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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嵐が丘(1953)

[アラシガオカ]
Wuthering Heights
(Abismos de Passion)
1953年メキシコ上映時間:86分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-08-15)
ラブストーリーモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-11-25)【イニシャルK】さん
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監督ルイス・ブニュエル
原作エミリー・ブロンテ
脚本ルイス・ブニュエル
フリオ・アレハンドロ
作曲リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕「トリスタンとイゾルデ」
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1.《ネタバレ》 この映画、個々の文章は文法間違っていないのだが、全体を読み通すと異様な文体、って感じ。エキセントリックな登場人物たちが、なんのフィルターも掛けられずに、そのまま動き回る。普通だったら、もうちょっとドラマとして整えようと、理解しやすい面も取り入れるのに、愛と憎しみの感情以外はすべてシャットアウトし、煮詰めてしまう。ラテンの血か。だから登場人物たちは、ボヤーッとしている時間は許されず、いつもパンパンに感情が詰まっている。そういう人物が存在することを観客に説得させようなんて気はなく、もう既定の事実として画面にある。こんな夫婦ありえないだろ、なんて疑問をはさむ余地を与えない。ここにあるんだ、と突きつけてくる。そうして観客はブンブン振り回されて、ラスト、ワーグナーが渦巻く中、銃を持った憎しみの男と、愛する女性の花嫁姿が重なる瞬間、なるほど、感情というものの原質はこれか、とそれに立ち会った気にさせられるのだ。ここの高揚感はすごい。数ある『嵐が丘』のなかでも私が知る限り一番不親切な映画化であるが、作品の核心だけを描いているからだろう。冒頭が『スサーナ』とまったく同じで(魔は窓からやってくる)、中盤の結婚が『エル』と同じ(式を挙げたら変な男)。ブニュエルの世界はつながりあっている。怯える子どもってのも、ブニュエルの好むモチーフか。怯えながらも、豚を屠殺する木の串を一心に削っているのが不気味。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-08 12:00:18)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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