3.1800年代半ば、ヴィクトリア時代のイギリスで実際に起こった事件らしいですが、
本当にこんなことが出来たの?と思える内容で話としてはとても面白い作品。
強盗に必要な4つの鍵の合鍵を作るまでの前半は、アクションはほぼ無く地味な作りになっていますが
見る前の予想に反してコミカルな人物描写が面白く、コネリーとサザーランドがなかなかの名コンビぶりを見せます。
ヴィクトリア時代の世相や人々の衣装なども楽しめる内容となっています。
後半はいよいよ強盗の決行ですが、疾走する列車を舞台にしたアクションサスペンスの定番、
屋根を飛び移るコネリーの体を張ったアクションなど、見どころは十分。
成功して金塊を山分けしてエンディング、と思っていたら意外な展開が待ち受けていました。
結末はちょっと拍子抜けですが、前半の作品の空気の流れが戻ってきたかのようなラスト。
このラストまで含めてやっぱり、本当にこんなことが出来たの?というような事件の映画化でした。