15.《ネタバレ》 亀裂の底で腕を岩に挟まれて身動きができなくなりました、さあどうしましょう、という設定なので、場面も限られれば、カメラワークなどはもっと限られる。それをどうするのかだけでも大変なのですが、さすがダニー・ボイル、進行もカメラもあれこれ手を変え品を変えて、きちんと作品として成り立たせていますね。回想や幻覚の織り交ぜ方、ハンディカム映像や(たまに入る)外側の風景など、技術面では水際立っています。一方で、話の性質上、助かって終わり、にはなってしまい、それ以上の発展の余地に乏しいので、結局はエピソードを見せられただけ、という気もしなくはないですが。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-09-01 00:58:14) |
14.《ネタバレ》 独り荒野で落石に右腕を挟まれて身動きが取れなくなる男の実話を基にした話。 少しずつ減っていく水や失われていく正気がすごい緊張感でした。 ただ内容はシンプルでグダグダになるかならないかのギリギリのライン。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-14 02:26:03) |
13.《ネタバレ》 主人公の性格が好き。一人旅ok。家族、店長、旅の途中で会った女の子、誰ともあっさりした付き合い。自分の危機に直面しても、落ち着け、と言い聞かせ考える。自分の憧れに近いので気持ち良いと感じます。岩肌を手のひらで撫でながら歩くシーンも良い。 景色は、自分が見る夢に似ています。切り立った岸壁、後戻りできない細い道、先に進むしかない!という緊迫したいつもの夢が映像化された気分です。 妄想のなかで、ソファに座る家族たちが映し出されますが、急に日本映画のようなじっとり感があり違和感です。プールサイドの家族もなんかオシャレじゃないですね。 「I need your help!」と最後の力を振り絞って叫ぶところまではいいのですが、アメリカ映画らしくサラリとオシャレなエンディングにしてもらいたかったと思います。 【LOIS】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-06-08 20:05:31) |
12.アイデア勝負の作品と思ったら,実話だったんですね.あのシーンの痛さは草食男子には結構きつかったです. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-09-22 00:07:32) |
11.2013.07/30鑑賞。自然の大きさ、美しさが冒頭に、でも乾いた重苦しさがどんどん深まり、思った以上にしんどい作品。実話を元にしたらしいがこんなタフな人間がいるとは信じられない・・。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-30 16:59:22) |
10.《ネタバレ》 ダニー・ボイルもそろそろ巨匠の貫禄がついてきて、このような佳品を作れるようになったのかと感心してしまった。アウトドアが好きなノーテンキ男が誰も知らない岩場に腕を挟まれて、ただ独りぼっちで五日間を過ごしたという事実を、「よしどう面白い映画に仕上げてやろうか」という監督の余裕の遊び心見たいなものを調所に感じて、しかもそれがちゃんと面白いんだからさすがです。でも、やっぱりあの腕を切るシーンが必要以上にグロくてなんだか映画のなかで、そこだけういているような気がしたので少しマイナスで。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-21 18:35:10) |
9.《ネタバレ》 ○予備知識なく観たので、挟まるまでこんな映画だとは想像もつかなかった。あのシーンは直視できなかった。○テンポの良い90分ではあった。○こういう話があったからとりあえず映画化してみましたという感じが強く残り、それ以上の何かを感じさせるまでには至っていない。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-14 15:22:14) |
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8.《ネタバレ》 序盤のマウンテンバイクで渓谷を駆け抜ける疾走感、渓谷の秘密の池に飛び込む解放感。そしてそこに挿入されるアップテンポの音楽には若さと躍動感が満ち溢れています。 しかし一転して主人公の男が腕を岩にはさまれ身動きが取れなくなって以降は当然ながら作品も身動きがとれなくなってしまう。そこで挿入されるのが回想や空想ですが、ちょっとこれが多すぎたでしょうか。 実話モノなので彼が恐らく127時間後に脱出するであろうことは分かるのですが、それでも少しずつ、しかし確実に減り続けていく水筒の水の残量、カメラのバッテリーの残量は、そのまま彼が命を維持するのに残された時間の目盛りであるかのような緊迫感がありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 13:48:29) |
7.《ネタバレ》 やっぱ切っちゃうよねー。動いて、止まって、考えて、悩んで、動いての展開がナイス。 【トメ吉】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-24 19:48:40) |
6.《ネタバレ》 最初から結末は分かっていた物語です。当事者も観客も、助かるためにはあの方法しか無いのは承知済み。127時間という時間は、その脱出方法の決断に必要だった時間。腹を括るのに、実に5日間を要した訳です。どのような心理過程を経てその決断に辿り着いたのか?この部分のドラマを骨太に描くことが「実話の映画化」における正攻法であったと考えますが、やや腰が引けた印象を受けました。正面突破で90分を持たせる自信が無かったのでしょうか。「中国製のナイフだから切れ味が悪い」と、観客の頭から選択肢を消去するミスリードを織り込みます。確かに観客は一時的には結末を見失ったかもしれません。しかし稼げる尺は知れたもの。主人公の内面に対する観客の興味を削いでしまった代償の方が大きかった気がします。彼の葛藤だけを愚直に描く“勇気”が、本作の脚本には必要だったと思いました。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-19 22:25:47) |
5.《ネタバレ》 実話を基にした映画で、岩に挟まれた腕を切り取るのを知っていたが、腕を切り取るシーンはまともに画面を観られなかった。(映画館で観ようかと思ったが、観んで良かったわ。) 重苦しい雰囲気の内容なのに、軽快な(軽薄な?)BGMに結構救われているところはある。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-02-26 15:55:18) |
4.《ネタバレ》 実話を基にした再現映画との事でしたが、「トレインスポッティング」並の軽いタッチ、軽快なBGMと雑多なカット割で構成されるあたり、ダニー・ボイル流を随所に感じる。主人公アーロンが自宅から出る時の水道蛇口の水滴のアップも、これから起こる惨事では「水」は無駄にできない貴重な存在になるというのを暗示させるなど、単なるノンフィクションだけに終わらせない演出も冴えている。そういう点で言えば、タイトルが出るまでのオープニングが出色の出来栄え。3分割した画面に次々と映し出される様々な風景、そして青い空と広陵で真っ赤な大地が美しい大自然のコラボはとてもクール。 さて、肝心の物語ですが、主人公に共感できるか否で全然評価は変わってくると思います。 共感できないとすごく退屈かもしれません。物語は基本、岩に挟まれた127時間の間に起こす、主人公が試行錯誤する脱出方法や生命行動、夢や妄想、思い出で構成されています。 人間というのは「死」の極限状態に陥ると走馬燈のように過去の思い出がでてきたり、或いは、人生でやり残した事やこれからやりたい事を考えてしまうもの。この主人公は夢や希望を諦めなかったということだが、そのターニングポイントとなった部分が分かり辛かったのは難点。しかしながら生への渇望を明るく陽気に表現した主人公には頭が下がる思いだ。 【シネマブルク】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-18 10:33:15) |
3.《ネタバレ》 あまり人が訪れることがない谷に落ちた際に、岩に片腕を挟まれた青年は、極限状態に陥る。衰弱した体で腕を切断して、脱出した。自分で腕を切断する決断が生命を救うことになった。 極限では様々な後悔や妄想をみるものだと思った。自然界に比べて人間の弱さ・小ささが浮き出ていた。 【cas385】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-12 16:06:07) |
2.《ネタバレ》 内容は期待というより予想通りに進んでいきます。あとは切断までの葛藤をどう描写するかなんだけど、そこは足りなかったような。生還後のエピソードも抽象的すぎる。個人的には「運命を分けたザイル」の方がキツイなあと思った。 【noji】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-11-27 09:15:09) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 予告編から予測される内容から外れる事はなく、更なる広がりや奥行がある訳ではなかったので、ちょっと肩すかし。何が起きてどうなる、っていうのは最初から判っているので、あとは「大自然に対する畏怖」「孤立する事で認識する人との繋がり」「貪欲な生の渇望と自己との闘い」あたりをどう料理するのか?というところに興味があったのですが、主人公がポジティブでストレートな性格なせいか、映画もとてもストレートで判り易く、もう少し過去からその時に至るまでの摩擦や葛藤や闘いによる揺らぎ、歪みがあってもいいのになぁ、と思いながら見ていました。あのコマーシャルフィルム状態な渇き描写なんて、通俗的に過ぎて「これこそが欲望に直結するストレートな映像だ!」と言っているとしても、そんなんでいいのぉ?って思ってしまいます。事象の克明な描写と、回想、願望、幻覚、幻聴の描写、これらが渾然一体となって映画を形成している状態そのものはいいと思うのですが、そのバランス感覚には疑問が生じて。とりあえず、音楽うるさ過ぎ。静かに自分と対峙するような状況が大半を占める映画の中で、彼が実際に聴いているのでも、彼の記憶の中にあるのでも、幻聴でもなくガンガン鳴り出す音楽に関しては全く要らなかったんじゃないかな?と。腕を切り離す描写はG指定という事で油断しちゃってましたし(どう見てもR-15レベル)、ラスト、救助されて以降は蛇足のようにも思え。この、ごくパーソナルなエピソードを一本の映画として仕上げてみせた腕は確かです。だけど、色々な映像、心情を見せながらも、そのポジティブっぷりがアダとなって、見終わって物理的事象に対する闘争から勝利の帰還、って印象ばかりが強くて。生理的にはとっても痛そうに見えたけど、内面的には痛みのあまり感じられない映画でした。それで正解なのかな? 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-26 17:06:00) |