1.《ネタバレ》 コミックは半分くらい、アニメは2期だけ見ました。
いつもの部活動やら梓へのプレゼントやら旅行の段取り等を交えた日常パート(起)→ロンドン旅行出発(承)→ロンドン楽しい(承)→ちょこっと音楽(承)→帰国して卒業ライブやら卒業の黄昏やら梓へのプレゼント(承)→卒業(結)と言ったTVシリーズのノリを薄めることなく上手く引き延ばしていたとは思う。
ただ、やはり映画オリジナルキャラもバトルも恋愛もSFもファンタジックな事件も無く2時間と言うのは長過ぎる。
凄く美味しいうどんも一人前を週一回くらいなら食べても飽きないが、流石に五人前を一度に食べるとなるとキツイ・・・分かりにくい?よし!プリキュアに例えよう!
映画ハトプリから妖精とバトルとオリヴィエを無くし、ファッションショーやパリ観光の尺を伸ばし、出国前と帰国後のシーンを追加した感じ。
帰国後も結構尺があり、『高校卒業』と言う大きな節目をよく描いていたとは思うが、教室でのファイナルライブなんかはTVでやっといて映画ではダイジェストみたいな感じで流す方が、『あ、そう言えばこんなシーンあったな』みたいな感じで視聴者とキャラを『思い出を振り返る』的な感じで同調出来た気がするし尺も縮められたと思う。
音楽の尺が以外にあったが、映画館特有の音響のせいで楽曲がうるさく歌があまり聞こえなかった(澪の歌はTV時代歌詞知らなくても結構聞き取れたが無理だった)。
決して詰らないと言うわけではないが、私の様に『けいおん?当時の他のアニメに比べれば面白かったと思う』位の方には正直この位の点数。実際、こう言った系統の作品の弱点と考えている『起承転結』の『転』が無いせいか記憶に鮮明に残っているシーンが無く、日常系アニメの限界と言うのを感じてしまった。
逆に『それがけいおん!』と思っていたり、BDを買う位好きな方なら十二分な出来なので+2点していいと思う。
あと得点には関係しないが劇場でもらった応募用紙、半券を貼る箇所が24ヵ所って流石に引くよ。