1.《ネタバレ》 あれこれ説明不足 というよりも設定がいささか安易か 京都在住の主人公が鬼と出会って平安の地へタイムスリップするもさほどの驚きが無い タイムスリップした当人に驚きが無ければこちらにも伝わらない タイムスリップ物の面白さは主人公の驚きの共有にある 平安時代に鬼と人間の戦いがあっても「あ、そうなんだ、へー」って感じなのはカタルシス不足 タイムスリップ物の面白さのお約束のカルチャーショックやギャップ萌えも無いのは寂しい しかし実は鬼は悪い奴じゃなかったっていう設定は良かった 展開が早過ぎて主人公の迷いや回りの人達の苦しさや戦いの葛藤は伝わらない 戦いにおいてまったく悲惨さが無いのも伝わらない理由か 後半のバトルは完全にモンスター対決で人間対鬼の民族間戦争からは遠ざかる 現世に帰っても平安に来る前のへたれな主人公が成長して大人になったり、人間として成長した表現がまったく無いのも、じゃあこの物語は何だったのかと疑問におもった 「ブレイブ ストーリー」を見ていないのか あちこち詰めが甘いと思わざるを得なかったアニメだった