3.物語はシンプルで、成功を夢見てLAに集ってきた若者の青春ドラマ。
80年代のロックがテーマなので、当時流行した曲が随所に登場。
当時を知る人には、懐かしさも相まって、曲を聴いてるだけでも楽しいんじゃないかと思います。
ただ、主人公である、ジュリアン・ハフとディエゴ・ボニーが脇役達に押されてます。
主人公たちの恋愛ドラマがわかりやすいのと、容姿がポップで可愛い印象のせいか、
トム・クルーズやキャサリン・ゼタが出てくると、その毒々しさに(汗)画面を持っていかれます。
またロックをテーマにしている割には、すごく口当たりのいい曲ばかりなので、ヘビメタやハードロックを期待すると、肩透かしを食らうかも。
80年代ってもっと尖がったロックがあったような気がします。
シャウトが飛び交って、乱痴気騒ぎのようなライブ会場を思い描いてたんですが、ポップで上品な印象がありました。
もうちょっと、場末の汚らしい、まがまがしい感じが欲しかったなと思います。