7.《ネタバレ》 本作を語る上ではずせないのは、やはりエンパイア・ピクチャーお得意のヘタウマ・テイストな絵のポスターでしょう。レンタル屋に貼ってたポスターを初めて見たときは、そりゃ衝撃でした。あの伝説のトンデモ・ホラーが4Kレストア・ヴァージョンで鑑賞できるなんて、イイ世の中になったものです。 いちおうラブクラフト原作の映画化ということですが、「どこがラブクラフトやねん!」と手厳しいラブクラフト・マニアには怒りを買いそうな感じは否めません。でもラスト近くの地獄の扉が開いて触手が延びてくるような展開は、個人的にはラブクラフト的かなと思います。どちらにしてもこの映画は、あの“首だけ教授”のインパクトだけで持っているようなものです。たしかに首だけになったヒル教授は演説芝居を熱演しているアル・パチーノにそっくりですが、首が繋がっていた、というか素の教授は往年のヴィンセント・プライスを彷彿させるいかにもホラー向きなキャラ、最もプライスならこんな変態キャラはオファーされても断固拒否でしょうけどね(笑)。ハーバート・ウエストを演じるジェフリー・コムズも幼かったころのダニエル・ラドクリフみたいな風貌で、この映画がコメディみたいに誤解されるのは彼の大根演技が原因かもしれません。でも、首だけになってしかも死体をゾンビみたいに操れるような能力を持ったというのに、教授がやりたかったことがあれじゃ確かにこれはコメディとして観るのが正解なのかもしれないですね(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-12 00:00:53) |
6.この手の映画は「死霊のなんちゃら」「なんとかのしたたり」と似たような邦題ばかりで、ややこしくなる。もっと暴れてくれる映画かと思ったけど、前半は意外と静かで、ちょっと間延びしてしまったのが残念(それでもグロいシーン満載ですが)。それにしてもビデオパッケージのゾンビがアル・パチーノにしか見えない… |
5.正直ものたりないが、B級ホラーの典型みたいな作品で好感が持てた。やる気がなくてしょぼくなったB級ではなく、全力で頑張ってなおB級、というのが素晴らしい。製作側のエネルギーを感じる力作だった。(主人公を別にして)役者陣も頑張っていたのが印象に残る。お茶目なのがマッド・サイエンティストのウェスト君で、びっくりするほど学習能力がない。毎回死体を甦らせては襲われているのに、なぜか予め死体を縛っておこうという発想がない。蘇生薬を過剰摂取すれば死ぬはず!といってパワーアップ(?)させる。確実にバカだ。敵役のヒル博士は無駄な名演技を披露している。変態エロストーカー兼自分の首を持ち歩くゾンビ科学者、という欲張りすぎる役回りを見事にこなしていた。もっと出演作を選べばよかったのにと思う。そしてヒロイン役のバーバラ・クランプトン、二十年経った今からみても充分かわいい。男の裸もたくさん見せられて(←なにが狙いなのか?)気持が萎えたが、彼女に免じて6点献上します。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-28 00:30:09) |
4.笑う映画。耳に蝙蝠の羽を付けて飛ぶ、とか、切り落とされた自分の首を持って、ヒロインの股間を覗きこむ、とか、ツボを心得てる。 【マックロウ】さん 6点(2004-06-11 14:12:31) |
3. 原作はハワード・フィリプス・ラヴクラフトの短編「死体蘇生人:ハーバート・ウエスト」。ま、ラヴクラフト作品ではカスの部類に入るので、映画版の途轍もない暴走ぶりにも大して腹も立たないってトコですか。ヒル教授の「ブロッケン伯爵」風ゾンビが主役ウエストを食う怪演で、ここまでやられると何か「もっとやれ~!!」とか無責任に叫んでしまいそう(^^)。同スタッフで作った次作「フロム・ビヨンド」(これまたラヴクラフト作品「彼方より」の映画化)も完全にイッてしまってマス! 【へちょちょ】さん 6点(2002-12-31 04:56:11) |
2.いや、もう無茶苦茶。一応原作はラブクラフトなんだけど、原作というより元ネタって感じですな。生首がしゃべって腸が飛びまわる。眩暈がしそうな映画です。割と好きだけど。オープニングの音楽も結構いい感じ。こういうB級ホラー、たまに観たくなるんだよね。 【ともも】さん 6点(2002-03-28 03:28:21) |
1.「死霊のしたたり」観た人いませんかぁ。マッド・サイエンティストが死体を蘇らせるっていう話なんですけど、これがまた、後半むちゃくちゃ。ただのゾンビのはずが、まさに「物体X」状態にまで進化しちゃいます。手をたたいて大笑いした記憶があります。皆さんの評価が気になりますが6点献上。 【sayzin】さん 6点(2001-08-02 16:57:53) |