大統領の執事の涙のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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大統領の執事の涙

[ダイトウリョウノシツジノナミダ]
LEE DANIELS' THE BUTLER
2013年上映時間:132分
平均点:6.38 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-02-15)
ドラマ政治もの実話もの
新規登録(2014-01-11)【HRM36】さん
タイトル情報更新(2016-06-02)【イニシャルK】さん
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監督リー・ダニエルズ[監督]
キャストフォレスト・ウィテカー(男優)セシル・ゲインズ
オプラ・ウィンフリー(女優)グロリア・ゲインズ
デヴィッド・オイェロウォ(男優)ルイス・ゲインズ
イライジャ・ケリー(男優)チャーリー・ゲインズ
マライア・キャリー(女優)ハッティ・パール(セシルの母)
テレンス・ハワード(男優)ハワード
アレックス・ペティファー(男優)トーマス・ウェストフォール
ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女優)アナベス・ウェストフォール
クラレンス・ウィリアムズ三世(男優)メイナード
キューバ・グッディング・Jr(男優)カーター・ウィルソン
レニー・クラヴィッツ(男優)ジェームズ・ホロウェイ
ロビン・ウィリアムズ(男優)ドワイト・D・アイゼンハワー
ジェームズ・マースデン(男優)ジョン・F・ケネディ
リーヴ・シュレイバー(男優)リンドン・ジョンソン
ジョン・キューザック(男優)リチャード・ニクソン
アラン・リックマン(男優)ロナルド・レーガン
ジェーン・フォンダ(女優)ナンシー・レーガン
石住昭彦セシル・ゲインズ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
喜田あゆ美グロリア・ゲインズ(日本語吹き替え版【DVD/BD/BSジャパン】))
小島敏彦ドワイト・D・アイゼンハワー(日本語吹き替え版【DVD/BD】))
宇垣秀成リンドン・ジョンソン(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
桐本琢也リチャード・ニクソン(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
志村知幸カーター・ウィルソン(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
立木文彦セシル・ゲインズ(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
高木渉カーター・ウィルソン(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
樋浦勉ドワイト・D・アイゼンハワー(日本語吹き替え版【BSジャパン】))
東地宏樹ジョン・F・ケネディ(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
堀内賢雄リチャード・ニクソン(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
土師孝也ロナルド・レーガン(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
土井美加ナンシー・レーガン(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
白石涼子(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
作曲ロベルト・シューマンピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトピアノソナタ ハ長調K.545他
フェリックス・メンデルスゾーンピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49
配給アスミック・エース
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1
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8.《ネタバレ》 アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン――。約30年にわたり、そんな7人の名だたる大統領に仕えた、ホワイトハウスの実在の執事セシル・ゲインズの物語を黒人の人種差別との戦いの歴史の中に描き出す社会派ドラマ。物語は、主人公セシルが幼少のころ、まだ黒人が奴隷と変わらない扱いを受けていた今世紀初頭の農場の描写から始まります。その後彼がひょんなことからホワイトハウスで勤めるようになると、社会ではキング牧師やマルコムXといった黒人運動家たちも台頭する。セシルがホワイトハウスで着実にキャリアを積んでゆく中、彼らが起こした公民権運動は道半ばで暗殺や暴力で中断されることに。それでも彼らの“ソウル”を受け継ぐ者たち(主人公セシルの息子もその一人)が地道に活動を続けて、やがて自らの権利を獲得してゆく様を重層的に描き出したところはなかなか見応えありました。この監督らしい、個性豊かな黒人たちをソウルフルに描き出す手腕は今作でも健在。歴代大統領たちとのエピソードも、ちょっとあっさりし過ぎな感もあったけど、豪華な役者陣の熱演もあり素直に良かったと思います。ただ、本作の胆となるだろう、執事としての職務と黒人としてのアイデンティティとの狭間で揺れ動く主人公というテーマがいまいち深く描かれていなかったのが残念。白人に母をレイプされ、父親までも殺され、さらには2人の息子まで奪われそうになる主人公。ここまで理不尽な目に遭いながらもそれでも職務を優先した彼の、抑えきれない魂の雄叫びみたいなものを僕はもっと観たかった。強大な苦難に立ち向かうマイノリティたちの普遍的なドラマとして充分見応えある作品に仕上がっていただけに、惜しい。本作品で全黒人たちの希望の星のように描かれ、あまつさえこれを観て涙を流したと喧伝されるオバマ大統領。彼が就任中、白人警官による17歳の黒人少年射殺事件に端を発する全米規模の大暴動になんら有効な手立てを打ち立てられなかったことを思い返すと、人種差別という病理の根深さに気が滅入る思いです。でもいつか、肌の色など関係なしに全ての人々が平等に暮らせる日がやって来ることを――たとえそれが恐ろしく困難なことだとしても、僕は願ってやみません。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2024-03-23 15:32:26)
7.《ネタバレ》 フォレストガンプの構造をそのまま黒人社会と優秀な執事に当てはめたとような映画で、黒人運動とそのターニングポイントを大統領の変遷とともに描いている。当然足早になり結果としてそれらが薄く印象付けられることになるのかと思いきや、軽妙すぎず重厚すぎず適度な語り口でその点は見事。しかし、主人公の描き方が人畜無害な好人物に偏りすぎたきらいがあり、そこがもう一歩物語に深みを持たせられていないように感じた。黒人大統領誕生という苦難の歴史の一つの終着点を迎えたこの運動のある種の祭典として大目に見るとともにその活動に敬意を表することに苦はないが、映画の質としては佳作の部類としての評価に止める。
病気の犬さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-06-29 15:11:46)
6.歴代の大統領をいろんな人が演じていて面白かったが、こういう作品を見るにつけ差別とか優越感の根っこの部分はなかなか無くならないことを思い知らされる。限度を超えた理不尽には普通の人なら強烈な嫌悪感を抱くはずだけど、昨今の英・米・露・中の動向や世界の潮流を目にすると、歴史が繰り返されていくようで非常に面白くない。
ProPaceさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-06-26 01:07:28)
5.《ネタバレ》 人種差別の歴史のお勉強になります。
しかし差別は無くならないんだよなぁ。
最悪だった頃から比べればずいぶんマシにはなったんだろうけど・・・
ところで「大統領の執事の涙」って邦題はどうなんだ・・・
虎王さん [ビデオ(吹替)] 6点(2016-06-23 00:45:42)
4.「ラストのアレをやりたかっただけだろ!」と突っ込みたくなる映画。邦題だけを見ると、大統領との人種を超えた絆を描いたものだと勘違いしそうで明らかなタイトル詐欺(そもそも原題は"The Butler" = 執事)。それだけ、「黒人の、黒人による、黒人のための映画」になっている。だからと言って、決して悪い映画ではないけれど、あまりにオーソドックスで想像の範囲内に終わっているため、メロドラマから抜け出ていない。黒人の人種差別の歴史を知る映画としては過激な表現や重すぎる展開が控えめなため入門編に最適。大人な方は『それでも夜は明ける』を見ましょう。
Cinecdockeさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-22 20:56:33)
3.《ネタバレ》 大統領執事の「守秘義務」や、セシル自身の精神的な強さによって、彼の愛は家族へなかなか伝わらないのがもどかしい。隣人ハワードや長男の彼女がムカつく性格をしている。そのせいで周囲の真面目な人が引き立つんだろうけどムカつく。

執事中に、偉い人がちょこちょこ話しかけてくるところをみると「その場の空気のように振舞え」という執事の教えは、まったく守れていないんじゃないかな。役者の存在感がすごいからかな(笑)
たかしろさん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-19 14:53:09)
2.《ネタバレ》 ケネディとレーガンはそれなりに似てたと思うが、他はどうなんだろう、、、。一人の執事の人生を通して、アメリカが歩んできた黒人差別とそれを少しずつ克服していく時代を学んでいくという感覚ですかね。黒人が単なる小作人として使わされていた時代から、アメリカ大統領に黒人が選ばれる時代までを主人公の眼を通して目の当たりにしていくので、彼のラストの涙は否が応でも共感しちゃいます。そういう、アメリカという大きな枠組みを大観した作風であると同時に、息子との対立と和解がシンクロしていく、その構成にも注目です。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-24 21:09:27)
1.《ネタバレ》 最後に字幕で「この映画を公民権運動に人生を捧げた人々に贈る」と映される。映画のエンディングとこの献辞を見るに、監督の主張はその通りなのでしょう。しかし私としてはセシルの人生もまた有意義なものだとずっと映画を観ながら思ってしまいました。アンクル・トムと言われようが、白人のご機嫌取りと言われようが、彼はホワイトハウスで白人の給仕に負けない程の働きを続けた。劇中でキング牧師が語った「彼等は無自覚のうちに彼等の戦いをしているのだ。勤勉に働き従来の黒人のイメージを覆そうとしている」という言葉が私には深く心に響きました。
それだけにレーガン大統領夫妻に招待されたパーティー会場で勝手に疎外感を感じて戸惑ったり、ブラックパンサーや当時の公民権運動の本を読んで今までの仕事に急にやりがいを無くしてしまうセシルの姿には失望すら感じてしまったりしました。それまでは今までのノーホワイト映画とは一線を画す、端から見れば白人に媚を売っている様に見える黒人の目線から見た黒人開放の戦いと捉えていただけに、ちょっと消化不良と思えてしまいました。リー・ダニエルズらしいキャッチャーな音楽と殺伐とした映像の対比、セシルと息子の行動が各所でカットバックし対の関係として描写されたりする種々の演出は面白かったですけども。
あと歴代大統領役に矢鱈と有名俳優をキャスティングしているのですが、基本的にモノマネ大会にしか見えなかったのが普通に残念でした。特にアラン・リックマンはいつも通りのアラン・リックマンそのもので、似せる気があるのか?という位の演技だったと思います。頭髪の生え際の後退具合でニクソン役に抜擢されたのかと思うと、ジョン・キューザックには少し同情してしまった。
民朗さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-17 21:08:26)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.38点
000.00%
100.00%
200.00%
313.85%
400.00%
5415.38%
6830.77%
7934.62%
8415.38%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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