3.《ネタバレ》 とにかくカメラワークがいい、ワイドズームのシーンが多いんですがそれがいい感じにレトロな雰囲気でいいなあと。
特にエスカレーターのシーンがいい。
それとマーティン役の俳優ね、ナニあの気持ち悪さ、不気味さ。
ソース焼きそばみたいな見た目のパスタを食べるとこなんて不快極まりないのですよ。
このように特筆すべきとこはあるんです。
でも黒魔術なのか神話なのか超能力なのか「どうしてそうなる」という部分が気にならないで観れちゃう映画はあるんですが、この映画はなぜかそうじゃなかったです。
シュールレアリズムといっていいのかよくわからないんですが、それで納得しとくことにしました。
それぞれ助かるために父親スティーヴンにそれぞれのやり方でアピールし始め、スティーヴンを責めるわけでもなく、助け合おうとするでもなく、とにかく自分はなんとか助かろうとする。しかもそれが家族なんですよ、いやな映画だわ~~
やたら「サンキュー」を連発するスティーヴン、しかし「ソーリー」は言わないんですよね。隠し事なら飲酒して手術してたことでしょうよ、なのにソレ?
息子のボブはあの一家で幼いこともありいちばんピュアでまともだったのかもしれないですね。
で、「聖なる鹿」は誰?マーティンの父親?
カメラワークには感動するけど、胸糞悪くなるっていうのがちょっとね。