1.《ネタバレ》 タイトルから大会をメインに構成されてるの?と思ったのだけど、内容的には普通にテレビシリーズのダイジェスト。
みほの転校から始まって、模擬戦や聖グロリアーナとの練習試合も(あんこう踊りも、おばあの入院も、華のお母さんの反対も)しっかり含まれた総集編。
なのでOVAだったアンツィオ戦が順番通りに組み込まれた以外の、映画用の新しい要素は回顧ってカタチの、あんこうチームメンバーによる解説くらい。
テレビシリーズは10回は繰り返して見てるので、特に新たな感動みたいなのは無くて。大スクリーンで、5.1チャンネルの音響で、と言っても見慣れた映像のみだし。オープニングはテレビシリーズのまま、エンディングは12話ラストシーンの後に黒地に白文字スクロールの地味っぷり。音楽も新録音されてる訳じゃないし。
これまでに多くあった再編集モノの枠から一切出てないわけで、『ガルパン』としてはともかく、映画としてはあまり評価できないなぁ。
もちろん『ガルパン』ファンならば楽しめるし、親切な構成なので一見さんにも優しい作りになってるけど、でも今から新たに映画で『ガルパン』を見始める人っているのかしらねぇ。
もはや完全なファン向け上映としてしか成立しない気も。そして、ファン向けならばもっと違ったアプローチの仕方がありそうな気もするの。このところ絶好調な吉田玲子さんに再構成して貰った方が良かったんじゃないかな。
ちなみにMX4D版はMX4Dにしては頑張ってよく揺れてたけれど、映画内で上映されている映像にまで震動付けちゃったら、もう何がなんだか。