4.《ネタバレ》 どこかで観たような?と思わせるストーリーです。
でもこのお話しでは国と国との微妙な関係を、幼い子供を挟むことで、分かりやすくストレートに表現しています。
「お前の国はいつも・・・」等々の不平は、大人同士では喧嘩になってしまう。
幼子に愚痴を言って観客に知らしめる表現方法が、とても効果的でした。
外国人の私にもその大変そうな関係が飲み込めるのです。
観終わっていろいろ調べ、ああ、あれはチェコの英雄ラファエル・クーベリック(本人)指揮の楽団なのだと、良く分かりました。
旧チェコの方ならジーンとくるところなのでしょうね。
しかし、エピソードで少し出来すぎだなと思うところがあったので、この点数です。
ロウカがちょっといい人になりすぎかも?とも思いました。
この映画から得たものは、社会主義政権下のそれも政情不安の大変さを感じさせてくれた所が素晴らしかった。