4.《ネタバレ》 映像にセンスの良さが窺える。現在見てもこの映画の近未来の表現は斬新で魅力的だった。ラストの夕日と赤茶けた大地に立つ主人公のシーンはなかなか衝撃的。急に溢れる強烈な色に、今までモノクロ映画を見ていたような錯覚に陥った。全体を通して主人公には感情移入しにくかったが最後のシーンだけは「ああ脱出したんだなぁ・・・」と主人公とシンクロできたように思う。
しかし、ストーリー自体はやや冗長で退屈に感じるかもしれない。また、追っ手がアッサリ追跡を諦めたり、ご都合展開が多いなどツッコミどころがチラホラあり爪の甘さが見えてしまうのが残念。