8. ドルーピーの「スピード狂」を観る感覚で先を読める展開がいくつかあったけど、アニメを実写に移したようなスラップスティックが楽しい。J・レモンの高笑いや「マーックス」の奇声が愉快。P・フォークのおとぼけ調、T・カーティスのにやけた二枚目ぶり(時々“光る”のがいいね)もグッド。N・ウッドのコメディエンヌも意外にイケる。 冒頭でサイレントのドタバタ劇へのオマージュを謳っているとおり、前半はサービス精神たっぷりでハリウッドのお家芸をふんだんに盛り込んでおり、さまざまな乗り物を登場させながら笑いを誘う。西部劇調の殴り合いも痛快。パイ投げは素直に笑えないが。 ロシアに着いてからは中だるみ気味。もっとレース中心のナンセンスに徹してもよかったのでは? 女性解放の時流をうまく取り入れながら皮肉交じりの展開で、ラストのギャグもフランス人の自負心をからかい気味で面白い。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-10 09:24:57) |
7.《ネタバレ》 ゆる〜いドタバタコメディやなぁ、と。ファミリーで楽しめるお笑い映画ってところでしょうか。 最初のいろいろなメカギミックは手が込んでておもしろかった。 あとはジャック・レモンの皇太子役ですかね。アホみたいな役柄で、見てるだけで楽しい。 刑事コロンボで有名なピーター・フォーク、若い頃はなかなか男前ですね。 時代背景のせいなのか、フェミなセリフが多くてちょっとゲンナリ。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-20 20:34:57) |
6.タイムボカンシリーズ、ひょうきん族、全員集合、等々の元祖のような作品。 笑えるところもあるが、のどかで冗長に感じるので今の時代に観るにはちょっと厳しい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-18 18:52:01) |
5.たしか中学生の時だったと記憶していますがリバイバル上映で観ました。観客には大受けで爆笑の渦でしたが、いま見直してみますと大して笑えませんよね。何と言うか、ブレーク・エドワースの喜劇ってちょっとくど過ぎるんですよね。でもトニー・カーチスとジャック・レモンという『お熱いのがお好き』の黄金コンビの復活だけでも観る価値は十分です。ペーソスが持ち味のレモンにしては珍しいドタバタ演技ですけどあのけたたましいまでの笑い声はもうド迫力で、さすが名優です。カーチスのキラッと光る歯がこれまたベタですけど可笑しいんですよね。ナタリー・ウッドもこの頃がキャリアの頂点で、その美しさは輝きに満ち溢れています。そしてヘンリー・マンシーニの名曲中の名曲“The Sweetheart Tree”、もうこの曲を聴くだけで幸せな気分になります。 こういう雰囲気の映画は60年代以降には廃れてしまったみたいで、もう絶滅したジャンルと言えるでしょう。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-26 21:47:52) |
4.既に仰っている方もいるように「チキチキマシン猛レース」のようなノリのカートゥーン調のコメディ、始終ジャック・レモンがブラック魔王に見えて仕方なかった(笑)。トニー・カーティスには悪いけど、個人的にはブラック魔…ジャック・レモンの方を応援していました(というか同情したかった)。今観るとショボいことこの上なしだけど、ブレイク・エドワーズの遊び心は買うので6点。タイトルバックもお洒落だったしね。 【かんたーた】さん 6点(2005-02-07 19:25:54) |
3.《ネタバレ》 嬉々として悪役になりきるジャック・レモンと、これまた嬉々としてスーパー・スターを演じるトニー・カーティス。ある種のハジケチャッタノネ演技がとてもいいのです。ジャック・レモンはずっこけ悪人なんだけれど、途中立ち寄った国でワガママ王子様と間違えられる(姿がそっくりなもので)。この頃から、なぜか私は「こ、この映画は、、、も、もしや『ウハウハザブーン』(正式名称『アップ・ザ・クリーク』)と同じでは……(汗)と思いはじめました。よくよく考えてみると、繋がるところはレースをしていろんな妨害・罠がしかけられ、ライバルたちを陥れながらレースが進んでいくところのみ。「いや、そんなハズはない。だってあの映画と一緒ってことは、ラストがとんでもないことに……ブルブルブル」と恐れていたのですが、本当にラストが恐れていたとおりになったときは逆にビックリ! そう、ゴール地点のパリでエッフェル塔があんなことに!!!『ウハウハザブーン』ではログハウスが粉々になっていただけなのに……。この作品より過去につくられた『グレートレース』のほうがスケールがでかい!というのがとってもいいです(笑)。 【元みかん】さん 6点(2004-12-26 01:30:53) |
2.《ネタバレ》 悪役教授と助手の一連のシーンをはじめ、コメディシーンがドリフのコントを見てるようで面白かった~。当時の世相を反映してるんだと思うけど、ヒロインに”ウーマンリブを盾にしてるが、ただの自己中”の印象しか持てなくて、登場する度に引きました。(当時はともかく、現代では女性でも共感できる人は少ないんじゃないかな)2時間半の時間の割には、レース中のイベントが少なくそれぞれが長いので、もっとコンパクトに色々見せて欲しかった。 【リン】さん 6点(2004-12-19 15:00:23) |
1.二時間半はちょっと長いと感じた。男前だった頃のトニー・カーチスとチャップリンを髣髴とさせるコミカルな動きのピーター・フォークの若い姿が見られるのが貴重な作品。ずいぶんとお金がかかっていることが分かるが、ドリフのコントよりもベタなギャグの連続であんまり笑えないなあ。 【WEB職人】さん 6点(2004-09-04 15:10:47) |