1.《ネタバレ》 こんなに勝手なヒロインに好意的なラストを用意してるとこ見ると、ロメール監督ってとことんわがまま女子にも寛容だ。それも美人に限る、のかな。
恋人と連絡取れなくなった原因からしておバカさんな主人公だけど、コブ付きになってもモテること。恋人を二人掛け持ちして(またそれをメンズ両者が了承しているというのがフランス男の凄いところ)「どちらにしようかな」状態の彼女。うわー、経験も共感も無いわあ。同性としてあまり彼女が好きじゃないな。かなりの勝手な言い分で別れたいと言い出しておいて「私だってつらいのよ」とはとてもずるい。
描きようによっちゃ泥沼化しそうな三(四?)角関係だけど、さらりと事が済んじゃう。かの国との恋愛文化の違いをつくづく感じる一本でした。