2.《ネタバレ》 昔見てすごく好きだった作品だったので、DVD化を喜び購入したのだが……
一言で言えば、中途半端の一言に尽きる。
政治的、経済的背景も、戦闘シーンも、傭兵のあり方も全て。
特に次の二点。黒人の政治家に南アフリカ出身の軍人が感化されるシーン。旧南アフリカの白人達って物心ついてからずっと白人の優越性を教育されているわけで。それが、あんなわずかな言葉で命をかけるほど感化されるとか、大爆笑。
もう一つは傭兵達の一般兵士のあり方。別に主人公達四人はいいんだわ。プロだから。リスクも倫理的な問題もしっかり抱え込んでるわけで。
問題は一般兵士のあり方。過去に軍役があっても、今はごく普通の市民として生活を送ってる人々が、単に金のためとか、あるいは(ある意味最悪なんだが)軍人としてもう一度戦いから、言い換えれば人殺しをしたいからという理由だけで作戦に加わるのが訳分からない。あまりに彼らが小市民的だから。現在の法体系から言えば、彼ら生きて戻っても悪質な殺人犯だし。
ただ、「私を殺してくれ」だけでプラス1点