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6.最初見たときは実話とは信じられなかったが、DVD特典映像で彼女たちの証言を聞くと、映画以上の恐ろしさを感じた。 だから、初めはどうしてとかなぜという疑問を持ったが、特典映像を見たら何も言えなくなった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-15 17:47:12) |
5.自国の一大宗教の恥部ともいうべき部分に、しかもごく最近に起こった事実について堂々とスポットを当てたそのスタンスには素直に敬意を表したい。主人公たちの体験についても、体制側の横暴・抑圧を踏まえつつ、陰惨になりすぎず、前向きな意志を感じさせる手際の良い描写がなされていると思う。ただし、事実の重みに一歩引いてしまったのか、その中で登場人物たちが何を考え、どのように変化していったのかという人格表現の部分については、十分な次元に達しなかったのではないかと感じた。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-02 04:11:03) |
4.1996年に閉鎖されたって、日本では小室music全盛期の時期で、そう考えるとものすごく最近までアイルランドはこうだったなんて知らなかった。役者陣が皆良かった。優しく哀しい今のアイリッシュのルーツが少し見えた気がした。見て良かった。 |
3.この話が実話であり、例え社会派映画であっても、これだけ終始、悲惨な話を続けるのは悪趣味であることには変わりがない。ただこの映画の凄いのは、その悪趣味を、ただの社会派実話ドラマで片付けず、ある種のエンターテイメントに昇華させていること。これでもかと酷いものを画面に出し、観る者に徹底的にダメージを与えつつ、それでいて救いのない内容ながら、何故か不思議と後味が悪くない。ジェラルディン・マクイーワンを筆頭に、イジめる側もイジめられる側も演技が達者で、それもこの映画を完成度の高いエンターテイメントにしている。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-17 00:27:57) |
2.素材(修道院でのできごと)をそのまま出された感じ。映画になりきってないように思います。悪くないのだけどなんとなく退屈感が後に残りました。私は映画にはやっぱり多少エンターテインメントとしての役割を期待しますので・・。 【クリロ】さん 6点(2005-02-01 20:34:23) |
1.修道院という名の罪無き者達の収容所。宗教の名の下で行われる人権蹂躙は、その理不尽さに於いて、医療という名の下でそれが行われていた精神病院や、法律や裁判による収監者に行われていたそれを遥かに凌ぐ。そこは神から最も見放された場所、即ち地獄であり、そこを護る修道女達は正に鬼畜である。本作は中世の話等ではなく、1960年代(!)の話であり、また、こんな修道院がほんの8年程前まで残っていたというのだから驚く。映画の作りは一般的な刑務所ものを更に地味にした感じで、【ダージン】さんご指摘の様に「告発」に重点が置かれている様に見えるので、ドラマとしては弱い(当時の「壁の外」の様子を対比させてみたら、もっと面白かったと思う)。しかし、観客の胸に届く告発としては成功している、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-02-20 01:06:39) |