2.《ネタバレ》 30年代のトーキーの進歩がまざまざと窺える…とゆーか、音楽が付いたりなんだりして更にフツーに「今でも観れる」映画になってますね。そして、コレもワリと根源的なアイデアかも知れませんがフランケンに「花嫁」をつくってやる…とゆーのも、特にキリスト教世界では中々興味をそそる内容なのではないでしょーか。フランケンの(確かに「怪物」では在りながらの)微かな「人間性」とゆーのも随所で印象的に発露されてゆきますし、アクション的なシーン&オーラスの派手なシーンの出来も悪くないですし、重ねて、全然フツーに今なお楽しく観れる作品ですね。アーネスト・セジガーのマッド・サイエンティストも全然悪くなくない?と思いましたし。
でも個人的には、もう一点はあげられないかな…という感覚だったのですよね(だから連鎖的に前作にも6点は付けられず)。気になった点が二つあるのでして、一つがシンプルにヘンリー・フランケンシュタインて御仁はこの終わり方で好いの?という倫理的なポイント、もう一つが(重ね重ね、ボリス・カーロフの仕事は卓越している…とは言えの)フランケンシュタインのキャラとしての「貧弱さ」ですかね。正直、この二作目でもコヤツで「やれるコト」としては結構「ギリ」だったかな…な~んてふと思ってしまったのでして(個人的には、特にガンガン「喋らせちゃった」のがちょっと違和感すぎる…と思っちゃいまして)。ソコら辺、少なからず気になったったというコトで、再度ひとまずこの評点としておきます。