10.エスニックな雰囲気の漂う、味わい深い伝記モノでした。短い人生ですが、事故や結婚、そして浮気に離婚など激動の人生だったようですね。画家には全く疎いので知らなかったのですが、かなりシュールな作品が多いですね。ちょっと怖いですが、心の内が鮮烈に表現されています。キャストが素晴らしいですね。主演は言うまでもないですが、大物がチョイ役で次々に登場してきます。監督にもセンスの良さを感じます。ただ学生時代には違和感が感じられました。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-12 22:08:44) |
9.主演の女優さんがとても個性的で印象に残りましたが、どちらかというと演技より顔だち(本人、すなわち自画像にそっくり)の魅力のせいのようです。メキシコ情緒と極彩色の絵は楽しめますが、芸術家の生涯を描くのだからもう少し深みがあってもよかったのではないかという気がしますが、絵と人生が渾然一体となっていた感じはあまりしませんでした。どこをどうすればいいのかははっきり言えないのですが・・・。ジェフリー・ラッシュがトロツキの役やったの・・・へー・・・、で、アントニオ・バンデラスはどこに・・・?といった感じです。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-26 09:43:27) |
8.亭主が桂春団治的で、芸のためなら浮気もコヤシって感じの人。でもメキシコの女はただでは忍従しない。忍従を美徳としない。忍従するくらいなら男になってしまう。受難を解放に変えていく。自分の体を締め付けているギプスに絵を描く、自分を拘束するものによって解放されていく。それはラストの寝台ごとの個展出席にまで続いていくわけだ。メキシコ文化という拘束から、インターナショナルなものを生み出していく。地球の反対側の中南米文化って、中身も日本と正反対みたいで、元気いっぱい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-08 12:13:49) |
【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-17 14:29:26) |
6.正直に打ち明けると、私はこの映画を観るまでフリーダ・カーロという画家のことを全然知りませんでした。じゃあ何故観たのかというと、エドワード・ノートンが出演してるというのが動機だったのですが、そのノートンの出番と言えばほんの一瞬だけでした(爆)。なので、この際ノートンのことは置いといて、純粋にこの映画に対する感想を。率直に言うと、ラテン人の感性や生き様って、純日本人の自分には何だか情熱的すぎて、相容れないなぁなんて思ってしまいました。ですが、彼女の、夫への愛憎・苦悩・死への恐怖・自らへの憐憫といった感情が、絵を通して痛いほど伝わってきました。そういう意味では、非常にパワフルな文芸映画ではあったと思います(面白かったかどうかは別として)。因みに、このフリーダ・カーロという人のことがちょっと気になったのでインターネットで探したところ、本人と夫とのツーショット写真を見付けました。本人、すごい綺麗な人ですねぇ。確かに眉は繋がってるんだけど…。 |
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5.隅々までなかなか力が入っているが、あれもこれも盛り込もうとして、結局、細切れのシーンが連続しているだけになっており、ストーリーを貫く一本の線が存在しない状態になっている。サルマ・ハエックは、気合と根性は十分だが、それぞれの場面においての人格表現や感情表現を適切に行うまでには至っていない。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-12 02:12:08) |
4.う~ん、面白くなくはないんですが、いまいち入り込めませんでした。フリーダにあまり感情移入できなくて…。常に苦痛と隣り合わせの人生というのが想像できないせいかもしれません。自分なら痛みに耐え切れなくてすぐに自殺してしまいそうな気がするので、どんなに辛いことがあっても這いつくばるように生きたフリーダの精神力というのが、もう想像もつきません。偏見かもしれませんが、男性にはこういう人生を耐えて、しかも作品を残すなんてことはできないような気がします。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-27 23:36:12) |
3.フリーダ・カーロの絵画について、予備知識があるかないかで映画の感じ方も変わるかも。私はあいにくあまり彼女の絵に好感を持ってなかったので、その絵の源泉を描いた本作への感動も薄かった。ただ、ひたすらに描き続ける彼女の狂気じみた姿には、ある種、敬意を表するのだけれど、どうにも共感できない。暗い話になりそうなところを、あっけらかんとした空気が漂っているので後味は悪くないのだが。小道具を使ったり、衣装の色合いとか、ジュリー・テイモアの絵面作りは相変わらず見事だなー、というのが、この映画の私的一番の見所だった。 【HIDUKI】さん 6点(2004-05-04 12:16:53) |
2.重い雰囲気を漂わせながら、あまり重くない映画だとは思うので すが、少々退屈な映画かも。ラストもハッキリしてない気が・・。「手術」や「キングコング」などコミカルなシーンもありますが、あまり意味はなかったような。 【ムレネコ】さん 6点(2003-11-22 01:42:18) |
1.心と身体の文字通りの痛みが彼女の表現の源泉であったことは非常に良く解り、また、傷つけ合いながらも結局は添い遂げることになるこの二人の(「アイリス」とは正反対の)関係も非常に痛いものでした。何度も書いてることですが、伝記映画は余程のことが無い限り駄作になることはありません。従って本作も良作だとは思いますが、気になったことが3点程。一つは絵のイメージに固執する余り、シーン毎の演出にバラつきがあって映画全体にまとまりが感じられなかったこと。そして一つは、全編を覆い尽くすスペイン語訛の英語(これって邦画で言えば、英語を喋るシーンで英語訛の日本語を喋ってるのと同じ事でしょう。それってギャグですよね)。あと、本作でアカデミー賞を獲れなかったサルマ・ハエックには、二度とそのチャンスは巡って来ないだろうという事実。ということで、すこし辛いかもしれませんが、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2003-10-25 15:44:45) (良:1票) |