11.(2005年 テレビ録画視聴時のレビュー) 本家・勝新座頭市のシリーズ26作目です。勝新座頭市の最後の一作。ちなみに監督も勝新。 私は本家の座頭市を観る前に北野座頭市を観てしまいました。そして今度は本家の最後の作品。何だか順序が逆ですね。 北野座頭市も北野らしいセンスで描かれていてなかなかいい、と思っていましたが、本家・勝新のスゴさを目の当たりにしてしまうと、やはりモノが違うと言わざるを得ません。 俳優・勝新を初めて観た私が勝新を語ることは恐れ多くてできませんが、とにかくその存在感と独特な個性はスゴいもんです。あれだけ自由奔放な生き方をしながらも皆から愛されていたのもわかる気がします。勝新座頭市を観ると、勝新に敬意と親近感を抱かずにはいられません。 【りょうち】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-02-06 00:27:44) |
10.《ネタバレ》 盲目なのにメチャ強くて渋い。キレッキレだぜい。すげえぞ市さん。まるでワンピースの藤虎・イッショウさんやな。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-07-03 22:56:48) |
9.《ネタバレ》 宿場町を支配するやくざ二家を抗争させて残った方を全部斬って捨てる。黒澤の「用心棒」や座頭市の過去作品にも登場した筋書きです。それ以外にも多くの魅力的な人物が登場しますが、これが肝心の本筋にはあまり関係なく、まったく伏線になっていない(笑)。それでいて各シーンのこの魅力はどうだろう。役者の力、演技というもののパワーを感じる。鶴太郎や2~3歳の子役まで名優に見える。いろんな意味で凄い映画だ。 【tubird】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-13 08:34:59) |
8.勝新と言えば真っ先に「座頭市」が思い出されるぐらいやはり私には「座頭市」と言えば北野武ではなく、誰が何と言おうと勝新太郎である。そんな勝新こと勝新太郎がこれは長年の「座頭市」ファン、勝新ファンの為に勝新自らがメガフォンを撮り、恩返し的な感じで撮られた映画であるように思われるのであって、これの他の「座頭市」シリーズをほとんど見てない人と私のようにほとんど見ている人とでは大きく意見が分かれることであろう!確かに勝新の殺陣の凄さも役者としての力量もオーラもそこらのテレビ俳優とは異なるこれぞ映画スターというものは感じられる。しかし、それでも作品全体に何か違和感、例えばかつての「座頭市」シリーズで感じられた単なるチャンバラものと違うヒーロー像の中に感じられた温かさと人間的弱さとユーモア、そういうものが今作ではいま一つ感じられない。それにやたらとしつこい濡れ場もこれも正直、どうなの?と感じてしまいます。またやはりどうしても今までの作品と比べてしまうと悪人の貫禄、迫力、座頭市を付けねらう男達の悪としての魅力、凄みも弱い。そんな中にあって、大好きな大好きな三木のり平との共演は嬉しく思う。正直、出来ることなら「座頭市」はこのシリーズのファンとしては前作で終わりにして欲しかった気もしなくもないし、ちょっと複雑な気持ちである。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-09 22:47:10) (良:1票) |
7.勝新太郎が精魂込めて創っただけあります..ただ、脚本がイマイチだったかな~ ちょっと残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-06-10 17:21:40) |
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6. 勝新の本当の魅力はもう少し若い時期にあるのでしょう。私としては、たけしの座頭市のほうが魅力がありました。緒形拳や樋口可南子はいい味が出ていましたが。 【海牛大夫】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-01-11 17:29:51) |
5.勝新による「座頭市」シリーズ最終作で、勝新本人が監督・脚本・製作も兼任するという相当な意欲作。シリーズとしてはテレビシリーズを経た久々の劇場公開作品ということもあってか、勝新の並々ならぬ意気込みが感じられる映画になっていて、勝新の座頭市への思い入れの深さも伝わってくる。勝新の殺陣はもうこの頃は晩年だというのにスピード感があり年齢を感じさせないほどの凄まじい迫力で、とても見ごたえのあるものになっているし、「座頭市二段斬り」に出演していた三木のり平(この人の起用はなんか嬉しい。)とのやりとりなども見ていて微笑ましく、かつてのシリーズのようにさりげなく笑えるシーンを挿入しているなど娯楽時代劇としてはじゅうぶん満足いくものになっている。しかし、昔、勝新の追悼番組でテレビ放送された際も見ている作品だが、大映のシリーズをほとんど見た状態で改めて見てみると妙な違和感を感じてしまうのも事実で、市を演じる勝新に貫禄がつき、一層渋みが増しているのはいいのだが、それがかえって市のキャラクターが大映のシリーズとどこか違うなと感じてしまい、また流血シーンのリアルさは黒澤明監督の「用心棒」や「椿三十郎」を意識してるのかもしれないが、「座頭市と用心棒」でも少し思ったんだけど今回はそれ以上にやりすぎ感があるような感じがするし、樋口可南子との濡れ場も大映のシリーズを見慣れているとかなり違和感がある。それに主題歌が英語というのもこのシリーズにはそぐわない感じがしたのが残念。とはいえ、さっき書いたように純粋な一本の娯楽映画としては存分に楽しめる出来になっているので見ていて退屈はしない。でもやはりシリーズとしては大映時代のもののほうが好きだな。(2009年12月17日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-12-17 19:50:24) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 最後の殺陣シーンは真剣でやってるだけあって迫力がある。エンタメ映画としてはかなりいい線いってるのではないか。内田裕也の「これで死んだろ?」の口真似が恥ずかしながら一時マイブームになってた(汗)。 【こまごま】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-12-30 23:50:24) |
3.第26作。最終作ということで見てみたけどあんまり…。イカサマ賭場、暗闇での斬りあいとか見たことあるようなシーンが続いて集大成なのかなと思ったり。燃え上がる提灯のなか斬るまくるシーンが一番印象的。最後の大殺陣でも勝新50過ぎてもまだまだって迫力が凄い。完全にエンターテインメントしてます。 【バカ王子】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-01 23:31:06) |
2.とにかくその独特のセンスに驚く。ある意味カルチャーショック。ただ映画としてすごいとはあまり思わない。でもすごいのだ。大筋と大枠だけ決めておいて細かいことは気にしない。でも各シーンの要所では徹底的にこだわる。そのこだわりは「心」であり「プライド」である。その視点が面白さでもあり、それが座頭市、勝新太郎というものを強烈に印象づける。全体としてのテーマとか流れなんてのには気が回らないんだろう。でもそれでいいのだ。一人の人間のカリスマ性で成り立つ映画。昔はこんな映画がたくさんあったんだろう。それが最高とは思わないが勝新がいい男なのは間違いない。ヒリヒリとした緊張感とその懐の抱擁感。観てるだけでおもしろい男、勝新に献杯。 【まこと】さん 6点(2004-11-15 00:12:09) (良:1票) |
1.DVDのリマスター版にて鑑賞。過去の作品と比べるとやはり、“侘寂”がない気がする。しかし、所々に役者の演技によって、笑わせる演出は楽しかった(北野版はしょーもないわざとらしいギャグにすぎなかったが。)。緒形拳の浪人はいい味だしていたのに、あの最期と市のすて台詞はちょっと残念、もったいないな。 【いわぞー】さん 6点(2004-10-31 21:48:24) (良:1票) |