2.脚本がうまい。ベインズの、昔アフリカで人を殺したことがあるという冗談も、少年が高い所にある窓辺に立って婦人に叱られるのも、全て伏線となっている。冒頭でベインズが少年に対し「良い嘘もある」と話しているがこれも重要な伏線。うまい!うますぎ!!大人の嘘に合わせる嘘、秘密を守るための嘘、大好きな人(ベインズ)をかばう為の嘘、、大人の世界が解からない子供が自分なりに賢明につく嘘がベインズをどんどん不利にしてゆく。無駄が一切無いサスペンスであり、子供の心情を見事に描いた心理サスペンスとも言える。無駄が無いぶん、出来すぎ感も否めませんが。