5.あの謎の塹壕でどうなってしまうのだろうとドキドキしながら見ていたのですが、有刺鉄線がうにょうにょ巻きついていくところに少し冷めた。ホラーかと思ったんですが、あの塹壕はすでに「あの世」で、地獄と天国とに魂を分けるための門のようなものだったんだと最後に気づいた。それか塹壕自体が地獄であったか。殺し合いを始めた仲間に惑わされずドイツ兵を助けたシェイクスピア少年は塹壕から脱出できた=魂は救われたということで一応ハッピーエンドなんでしょう。ジェイミー・ベル君がかっこよく成長していたので満足です。 【耳】さん 6点(2004-10-04 04:01:17) |
4.《ネタバレ》 レンタルDVDで鑑賞。結局あの塹壕は何だったのだろう。正体をあいまいにしたほうが良いのかもしれないが、個人的にはスッキリしないなぁ。戦時中ゆえの狂気の具現化したもの?“デスシップ”の戦場版?少年が時を経るにしたがって、強くなっていく雰囲気はつかめました。サラウンド効果はバッチリ、高水準。 【いわぞー】さん 6点(2004-07-18 18:06:50) |
3.《ネタバレ》 き、気持ちわり~。(×_×;) 戦争が舞台のSF・ホラーなんですけど、僕はヒュー・オコナー目当てで見ただけなんです。一応CMは見たことあったけど、ここまでグロいとは思いませんでした…。死体の描写がグロくて(リアルに描いただけなのかもしれませんが)オエェ~だし、SFホラーでドッヒャ~だし、実はスリラーでオッ!?って感じでした(表現下手すぎ)。何はともあれ、お目当てのブラッド・フォード役のヒュー・オコナーはやはり良かったです。どの映画に出ていても独特の雰囲気をかもし出してます(ちょっと贔屓してますが…)。他にもかなり個性的な俳優がたくさん出ていて、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル、「穴」でキーラ・ナイトレイ、ゾーラ・バーチと共演したローレンス・フォックス、「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキスなど、どこかで見たことあるような?という俳優がズラリで結構見ごたえアリ。内容的にはただのホラーに留まらず、既に最初の戦闘で登場人物は死んでいたようで、舞台となった塹壕はあの世への通過点だったのか何なのか、真相を明らかにさせない終わり方。この「何だったの!?」っていう訳の分からなさは恐怖の原点でもあると思うし、議論の余地を残して終わるところに独特の美学を感じました。また、敬虔なクリスチャンだったブラッド・フォード(ヒュー・オコナー)だけが「自分の中に死を感じる」と自分の死を確信していたところは、オオカミさんも指摘しているように宗教的だな~と感じました。見終わった後は結構感心したんですが、見ている間はグロいのが何とも…。( ̄∀ ̄;) |
2.実際、塹壕のメカニズムがわかっていない時点ではハラハラしながら観れたと思います。メカニズムが明かされたときにも「なるほどー」と普通に楽しめました。 【コーヒー】さん 6点(2004-01-27 16:04:13) |
1.《ネタバレ》 結局、Y中隊は最初の戦いで全滅していた。あの塹壕は、死者に天国と地獄への分岐を自分で選ばせる、一風変わった「三途の川」みたいな所だったんですね。死神(ドイツ兵)の幻惑に我を失い殺しあう人間は、未来永劫塹壕の死骸となりはてるか、地獄へ落とされ、自我を保てた主人公のような人間は、死神に塹壕から出る許可を得、天へ召される。そしてまた新たな死した兵隊達がこの塹壕へやってくる・・・。ホラーとしては中途半端ですが、戦争物としては普通。抑揚のない作品ですが、結構良かったと思いました。 |