7.《ネタバレ》 小説を読んでから、映画を見たので、小説のダイジェストのようで。病の気質で思い込みがとりついて、金閣を焼いた。ラストでストーリーとして収まりよく自殺をさせた。ムシロに被された彼は放火犯という罪人のようだった(それには違いないんだけれども)。小説で繰り広げられる世界は虚構であり、金閣が焼けたことは、事実であって、映画も虚構。実際の彼は心と体の病で若くして死んだ。謝罪の日々を送ったそうだが、そういうラストはだめだったのか。 【kirari】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-08-10 20:24:29) |
6.《ネタバレ》 世評よりも個人的には、低い評価。理由は好みでないから。いつものように鴈治郎はベスト。雷蔵と仲代を交換しても、良いキャストと思う。見てみたい。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-05 21:09:00) |
5.どう表現したらいいのかわらかないけど、鑑賞中、終始これじゃない感があった。市川雷蔵にこの役は合っていないのではないか、市川崑にこの題材はあまり向いていないのではないか……。一言で言えばハマらなかったということか。仲代達矢の憎たらしい演技と音楽は素晴らしく、これだけのために観るのも悪くない。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-02-25 14:17:38) |
4.溝口がなぜ火をつけたのか、そのあたりがはっきりとはわからなかったのですが、これはあえて暗示にとどめたのでしょう。それよりも、現世の煩悩に苦しむ老師や屈折した芦刈と絡ませることで、奥行きのあるドラマを作っています。実際、この2人の方が溝口よりインパクトがありました。あと、中村玉緒も出番は短いのに印象に残っています。物語が細切れでややダレ気味だったのが残念。 【アングロファイル】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-09-01 16:46:36) |
3.やっぱり市川雷蔵と市川崑の組み合わせがイマイチな気がする。 市川雷蔵はカッコいいか、もしくは渋いキャラを演じさせて、初めてその魅力が発揮される俳優だと思っているので、こういう朴訥なキャラを演じさせてしまうと、その魅力が半減してしまう。 暗い作品は嫌いではないが、本作の暗さを退屈さをも招き入れてしまっていた。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-10-13 22:51:35) |
2.三島由紀夫原作の「金閣寺」を、監督はじめスタッフ、あるいは俳優が、それぞれ独自の解釈でアプローチしたのではないだろうか。原作と本作は質的にかなり異なるように感じた。しかし、それは悪い意味ではなく、映画ならではのオリジナリティが随所に認められ、良い作品だ。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-02-16 23:26:55) |
1.三島由紀夫の有名な原作を市川崑監督が演出したことで有名なこの映画、かなりの評価も解ることは解る。しかし、個人的には市川崑監督というと、私は喜劇の方が好きですし、文芸作品なら「ビルマの竪琴」勿論、最初のです。が一番だと思ってます。市川雷蔵の演技も素晴らしいし、宮川一夫のカメラ、撮影は相変わらず素晴らしい。特に金閣寺が炎上していく場面におけるあの映像は宮川一夫カメラマンにしか撮れない美しさと力強さを感じる。それでも話としての暗さがどうも気になって仕方ない。好みの問題という意味でこの点数ですが、一人の人間の心の中に潜んでいる闇、悪、心の葛藤など様々なものをきちんと映画化している所は流石は市川崑監督です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-16 09:28:38) |