1.邦題の通り、“黄金の指”を持つ、4人組のスリのチームのリーダー、ジェームズ・コバーン。
高そうなスーツをスマートに着こなすジェームズ・コバーンがクールでシブい。
でも、どこかユーモアを感じさせるこの人ならではの魅力が出まくっています。
そして金を持っていそうな人間を百発百中で見極める熟練の目を持つウォルター・ピジョン。
もっと昔の時代の人のイメージがある人ですが、ベテランスリ師を余裕しゃくしゃくの味で演じる。
ドジもやらかすまだまだ未熟なマイケル・サラザンに、こういう映画のお約束、紅一点にトリッシュ・ヴァン・ディーバー。
熟練の技を持つ2人に未熟な2人。この4人がいいバランスで、コバーンと他の3人にはならずに4人組のキャラをうまく立てていきます。
いざ仕事に取り掛かるまでが結構長くてスロースタートの作品ではありますが、結末がいかしている。最後はやはりコバーンがカッコいい。