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歓びの毒牙

[ヨロコビノキバ]
THE BIRD WITH THE CRYSTAL PLUMAGE / THE PHANTOM OF TERROR
(L' UCCELLO DALLE PLUME DI CRISTALLO)
1970年西独上映時間:98分
平均点:5.50 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1971-10-26)
ホラーサスペンスミステリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-04-13)【イニシャルK】さん
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監督ダリオ・アルジェント
キャストトニー・ムサンテ(男優)サム・ダルマス
エヴァ・レンツィ(女優)モニカ
スージー・ケンドール(女優)モビタ
エンリコ・マリア・サレルノ(男優)モロシーニ刑事
ウンベルト・ラオ(男優)ラニエリ
マリオ・アドルフ(男優)ベルト・コンサルビ
レナート・ロマーノ(男優)
ダリオ・アルジェント(男優)殺人鬼の手(ノンクレジット)
脚本ダリオ・アルジェント
音楽エンニオ・モリコーネ
撮影ヴィットリオ・ストラーロ(撮影監督)
製作サルヴァトーレ・アルジェント
配給20世紀フォックス
編集フランコ・フラティチェリ
字幕翻訳野中重雄(字幕監修)
その他ブルーノ・ニコライ(指揮)
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1.《ネタバレ》 ダリオ監督の作品・・やはり好きかもしれない・・

この作品は初監督作ということなのですが、

「サスペリア2」とほぼ同じです。

ただしオチは違うのでまた新たな面白さが・・

どちらが好きかといえばホラー色の強い「サスペリア2」の方ですが、

こちらは初期作ということを考えればかなり洗練されています。

音楽もおなじみの妙に明るい子供の賛美歌みたいで、

カメラワークもまるで日本の足立美術館の窓のような奥行き。

わかる人だけわかるたとえで申し訳ない(苦笑)

足立美術館の渡り廊下からガラスのない窓がたくさんありまして、

それは額縁のような役割で外の日本庭園が絵画のように見られるのです。

まさしくこの監督の作品に登場する広角図は絵画です。

無機質でいてその中で踊る犯行現場は美しくもある。

バラバラにされた紙芝居がラストに繋がる見事さ。

映画というよりも絵画を見ながら推理小説を読むような錯覚・・

サスペリア2はこの作品のページを充実させ、

訳注をつけずに挿し絵を入れて面白く読ませたヒット作なのです。

・・と思えばわかりやすいかも。

ただし人間の根本的に持つ弱さを描いた、

トラウマ殺人の娯楽と怖さではサスペリア2にはおよばない。

それはやはりトラウマ(良い意味で別解釈されれば恋愛症候群とかになる)

それにたいする狂気やおびえといったものが、

被害妄想のようなものであるから本作品はあまり説得力がない。

サスペリア2はもう幼少時からの難解なトラウマからによるもので、

ここまでいけばもう息子役が哀れで見事としか言えない。

引き立つ母親の狂気はもう怖さを越え笑うしかなくすごい作品でした。

この両作品の共通点はトラウマ、

犯人は複数、

犯人は黒手袋で声に特徴、

主人公は外国人、

主人公は犯行現場に立ち会った・・



まさしく松本清張や横溝正史の世界(ちと違うか)

アルメイダさん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:56:07)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.50点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
400.00%
5450.00%
6112.50%
7112.50%
8112.50%
900.00%
1000.00%

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