25.《ネタバレ》 “Le Grand bleu”『雄大な青』。日本では公開当時“Great ”とし、アメリカでは“BIG”にしてます。グレート・ブルー当時大流行しましたね。それが数年後グラン・ブルーに名を変えてリバイバル上映。私はどちらもきちんと観ること無く現在に至りましたが、ジャック・マイヨールとかエンゾとかって名前は知ってるくらい、知名度の高い映画です。 父親の事故のシリアスさから生真面目な映画かと思いきや、コメディ要素も入っていて、リュック・ベッソンらしいなって思いました。 振り返ると『あ、この子ジャン・レノの子供時代だな』って一発で分るのも面白い。ジャン・レノってどの映画でもジャン・レノですね。 ジャイアンとのび太の友情スポ根ものかとも思いましたが、それ以上に海への愛が異常なほど強いですね。登山家とかもそうですが、命を懸けてまで未踏の領域を目指す気持ちって、どこから産まれるのか? イルカへの愛も強く感じます。イルカと心を通わせられるジャック。イルカを家族として写真を持ち歩き、イルカに似た女性(言われてみれば似てるかって思いました)を好きになる。ジョアンナとの初めての夜、寝てる彼女放っぽって一晩中イルカと遊ぶなんて『そこまで・・・』って思ってしまいます。余談だけど日本チームが滑稽に描かれてるのは、やっぱクジラとか食べるからかなぁ? ジャックの海愛・イルカ愛は、人魚姫の逆バージョンのようにも思えますが、父親が危機たときに、いち早く状況を察知したのも、彼にはソナーのような能力があるんでしょうか。安直な言い方をすると『丘で産まれたイルカの物語』ですかね。 子供の頃の海の夢は、命懸けで浮上する怖い夢に見えましたが、エンゾを見送った後は夢の中のほうが居心地が良さそうです。何時からか(最初からか)、「海底は怖い、上がってくる理由が見つからないから」と。そんな感覚は私の理解を超えますが、この映画を観ていると、何となくですがその気持が(私には理解できないってことが)わかるような、そんな気がします。最後ジョアンナの話も聞こえてるのかどうか…イルカに誘われて向かう深海は、私には真っ暗闇に観えましたが、ジャックにはきっと雄大な青に映っているんでしょう。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-02-24 11:21:21) |
24.《ネタバレ》 ん〜何だ、この映画は!? ラブロマンスでもコメディーでもホラーでもない。 ジャックとエンゾの友情物語というわけでもない。 高い精神性と素晴らしい映像美、イルカとの触れ合いが魅力的な一方で、 なんだこのシーンは??と思うところがたくさんあった。 個人的に長い映画は苦手だし。 ジャンレノのキャラクターがすごく魅力的に思えるのは確かだけれど、 主人公じゃないから扱いがひどいし、史実じゃない。 実際にダイビングのドキュメンタリーを見返してきたので、粗が目立つ。 冒頭の少年の泣き叫ぶシーンと、ヒロインの泣き叫ぶシーンにはホラー色を感じた。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-10 21:56:25) |
23.《ネタバレ》 パートナーの気持ちに寄り添うより自分の欲求を満たすことが優先されてしまう子供っぽい海の男。こういう男が子育てや結婚に向いていないと感じながらも、夢とロマンに生きるみたいな男と幸せ家族の両方を追い求めようとするヒロイン。実社会でも自信に満ちた人が欲張って両方を失ってしまうよくあるパターン、ヒロインよりイルカの方がかわいく思えてくるのは主人公のロマンが伝わってきたのかな? 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-10 20:36:15) |
22.《ネタバレ》 当時フランスの高校生たちが大熱狂して社会現象にまでなったというこの映画だけど…アタシがあんまり入り込めなかったのはやっぱり年齢のせいかしら?? 夢とロマンに生きる海の男たち(ジャックとエンゾ)に惹かれつつもイマイチ理解しきれない女(ジョアンナ)がラストで一生懸命振り絞った一言「Go and see my love.」はとっても切なかったけど…結局ジョアンナは海という共通項で結ばれたジャックとエンゾの強い絆には勝てなかったってことなのかしら? 男の世界は女にはわからん!ってピシャリと言われたようで、アタシとしてはなんとも遣り切れないっていうか。 でもオンナが妊娠したって言ってるのに自殺するオトコってどうなの? しかもそんなエンディングの映画をアンヌ・パリローとの娘ジュリエットに捧げるリュック・ベッソンって…。 やっぱりフランス人って筋金入りの超個人主義なのね。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-23 15:44:52) |
21.リュック・ベッソンが撮ったイルカ大好きな西洋人のためのファンタジー。ジャン・レノはこの作品はおそらく素なのだろう。ボロが出ず無難にこなしている。ほっ。ジャックはまるでかぐや姫。海のものだから最後は海に還ってしまうのね。でもさあ それなら陸の女に恋するのは掟違反だよ。R・アークエット扮するジョアンナがあまりに不憫で一言物申す。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-05 23:44:35) |
20.ブルーが、それほどブルーでもなかったのでは? もっと真っ青が続くのかと期待してたら、 割と普通の海で拍子抜け。 この人たちどうやって生活してるんだろう? 一度は観ておいて損はないが、DVD買うほどではないといったところか。 |
19.《ネタバレ》 ジャック・マイヨールは実在の人物なので、本作は海とイルカを愛した彼の人生へのオマージュですね。そのエッセンスを叙情的に切り取った秀作という印象です。言葉少ない彼の海への憧憬が綴られてゆく内に、彼の本当の願いが見えてくる。それは海と同化すること。彼は海に魅入られたというより、海に還って行く人でした。ベッドルームの天井から海水が溢れ海中を漂う幻想を見るシーンが象徴的。そんな浮世離れした願望を、あたかも自然なことのように捉えているジャック。その危い存在感に畏れを覚える。でも、実名を使った映画ということは、ジャック・マイヨール本人も同様に海を捉えていたのでしょう。本作におけるダイビングの深度とは海とジャックの同化を演出する記号でしかなく、ノーマル人間のエンゾに勝機は無かった。でも、映画としてはエンゾの存在は欠かせなかったです。幼なじみの友人であり、気丈にジャックをライバル視しつつも、海とジャックの関わりを最も理解していたのはエンゾだったと思います。無名に近かったジャン・レノの存在感は主人公より記憶に残りました。余談ですが、福岡の空港でマイヨール本人を見たことがある。彼が亡くなる直前のことでした。年齢的にはヨボヨボに近い老人なんだけど、背筋がピンと伸びてがっしりした体格も目を引いたが、なにより纏っている雰囲気が只者じゃなかった。あのオーラは形容できません。一緒にいた友人がジャック・マイヨールだと教えてくれて、この映画を観た後だったこともあり納得しました。その姿は今も記憶に焼きついています。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-22 22:47:21) |
18.エリック・セラの音楽と映像の美しさがすばらしい。ストーリイはやや感傷的過ぎるのが難ありと言える。別に恋愛かまさなくとも成立すると思うんだが。 描かれる海はひたすら青く透明。そこにはイルカしかおらず他の生物のかけらも出てこないのはちょっと不思議。ベッソンの美意識というか海に対する思い入れの中で余計なものを排除した結果なのでしょうか。本当にそうだったりして。行ったことがないのでわかりませんが。 潜水競技に日本人チームが出てくるシーンがあるが、まあひどい描き方。有色人種蔑視の権化。 本当は9点上げたいとこだが、このシーンでマイナス3点。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 13:40:12) |
17.やたらめったら色々なバージョンがあるようですけど、私が観たのはこれ。「オリジナル・バージョン」というのが、その名の通りフランス公開のオリジナル版だそうですけど、オリジナルも何も、大体この映画は何語で撮られたんですか? 私が観たのはフランス語吹替版ですよ(私は日本語吹替以上に気になりました)。ということで、やけに長い「完全版」ですが、所々に顔を出すリュック・ベッソンの馬鹿映画らしさが作品の質を落としてる様な気がします。この人、どんな題材でも真面目な映画は撮れないんですね。本作もフランスのアート系作品の様に評されることが多いみたいですけど、どっちかと言えばタランティーノの作風に近いんじゃないでしょうか。これを観れば、後のベッソン作品にも合点がいくってもんです、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-09-12 00:10:24) |
16.イルカはいいねぇ~。映画の内容は可もなく不可もなく。リュックベッソンらしさは健在。 【ばかぽん】さん 6点(2004-09-01 22:34:38) |
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15.人間よりもイルカを友とするジャック。だが、現実のジャックは自殺しちまった。老年期の鬱病だったのかもしれないが、とても寂しい。映画の中のジャックが輝いているだけに、現実の彼が死んじまったことが、とても悲しい。 【駆けてゆく雲】さん 6点(2004-08-01 13:52:21) |
14.海に魅せられた二人の友情、ベッソンの描く映像、どちらも美しかったです。 【ジェダイの騎士】さん 6点(2004-06-08 23:49:13) |
13.海が大の苦手な私もこれを観るとムショウに海に行きたくなってしまいます。はなしの内容を楽しむのではなく、映像と音楽に酔いしれるタイプの作品かな。環境ビデオとしても使えそうです。モデルとなったジャック・マイヨールは自殺してしまったけど、なぜ?映画のジャックもそうだったけど、繊細な人だったんでしょうね。 【envy】さん 6点(2004-03-14 13:54:58) |
12.「サブウェイ」が気に入ったので観に行った(グレート・ブルー)のだが、素潜りという地味なお話しだったのは以外であった。とにかくエリック・セラの音楽が最高!この音楽のお陰で青い海が映えている。ところで後になってブームになったのは何故なんでしょう? 【じふぶき】さん 6点(2004-02-26 13:45:30) |
【k】さん 6点(2004-02-05 13:38:42) |
10.いい雰囲気だと思います。ただ綺麗な海というよりも、真っ暗な闇に向かって突き進んでいく、という感じですよね。主人公は悪く言っちゃうと自分中心。 映画のストーリーとしてはありだと思うし、こういう人はすごいなぁと思うけれど、嫌われることも多そう。 恋愛部分はイライラさせられたというか、切なくなった。 これだけ主人公が印象に残らない映画もめずらしい。 【るいるい】さん 6点(2003-11-18 17:23:52) |
9.海大好きのおれにとってはかなりきつい映画だ、だっていまにでもにでも小笠原や八重山あたりいきたくなってしまうからな。 【たましろ】さん 6点(2003-10-21 22:31:37) |
8.映像は綺麗だ。最初映画館で見たときは圧倒された。でもビデオで再見すると・・・。うーん、ベッソン、ロマンチストだなあ。素潜りもいいなあ。でも・・・海に帰ることで、美しく終わることなんて出来るの? 【まこ】さん 6点(2003-04-03 01:38:37) |
7.version integrale を見ました。「こっちの人」であるエンツォなりジョアナなりが、狂言回しである「あっちの人」ジャックを想う姿、という映画でしょう。面白いかというとそうでもないんですが、後味は悪くありません。スクリーンで見たらもっと感動したかなあ。 【みいしゃ】さん 6点(2002-11-24 06:26:13) |
【phantom】さん 6点(2002-09-18 23:35:10) |