3.《ネタバレ》 そこそこ面白いのだが、元々舞台用の現実離れしたデフォルメしたシナリオだけに、なんでわざわざ映画にしたの?っていう感じ。
映画ならではの特有の映像表現をしようという努力は、あちこちに感じられるのだが、まだまだ足りてない感じがする。
原作・脚本がつかこうへいという大物、監督がネームバリューのない高橋和男、ということで、映画用に大胆にアレンジできなかったのかもしれない。
役者陣は、舞台でも映画でも通用する芸達者が揃っており、そのおかげで、なんとか、観終わって面白かったと言えるのが救いではある。
音楽が久石譲で、トトロの風の通り道とそっくりのメロディーラインが入ってるのが笑えた。トトロのほうが後だから、もしこれが大ヒットして有名になってたら、トトロの音楽は別のメロディーになってたかもしれない。