1.本作のDVDパッケージも最近ではかなり酷い。この映画がコメディであることに一切触れてないじゃん。まるで「RONIN」みたいなジャン・レノ主演の犯罪アクション映画の装丁で、ジェラール・ドパルデューの役がフランス一のアホであることも隠したまま。マイナーなB級ビデオ・スルー作品ならまだ許せますけど、この映画は劇場公開もされてるし、日本でもそれなりにファンが多いと思われるA級フレンチ・コメディの旗手・フランシス・ヴェベール監督作品。この会社は映画とマーケティングを理解してるのか? で、本作の真の姿は、究極の馬鹿が「活躍」する「奇人たちの晩餐会」系コメディ。中々憎めないカンタンの行動が一々可笑しく、脚本は確かに薄味でしたけど、私は「奇人~」よりもずっと楽しめました。そんなことで、6点献上。