1.《ネタバレ》 ピアノが本物のピアノのように見えるのが良い(笑)。ちょっと使い込まれた感じが出ていて本物のような重厚感が出ていても軽々と床を滑りながら動くところが見ていて笑っちゃうし、そのピアノを一人で背負うチャップリンはそれだけで可笑しい。
ピアノを荷台に乗せて移動するシーンを合成なしで撮っているシーンがごく当たり前のようであるのだけど好き。
あと数十年後にこんなシーンが出て来たら人物と背景とを別々に撮って合成したりするケースがよくあるので、役者とカメラを現場に移動させるという労を惜しまない作業が嬉しく思えてきます。
ロバが宙に浮いてジタバタするところなんかは、チャップリン映画では珍しい動物の好演。何で後ろに傾いたのかは原因不明なんだけど(笑)。