1.《ネタバレ》 イラン映画を観るのって何本目だろう・・・
イラン映画としての特徴を遺憾なく感じることのできる作品である。
カルト色も強く、ところどころ見られるチープな演出も、むしろ楽しめてしまう。
話の設定としては単純なものだが、ストーリーが進行するにつれて、徐々に複雑さを極めてくる。
特に、背景にある賭け事の駆け引きがクローズアップしてくるあたりは、何が何だか分からない状況になった。
結局、彼はサイクリストとして、走り続けた・・・
この終わらせ方は実に巧い!
イラン映画って、終わらせ方に印象的な作品が多い気がする。