4.このシンプルなタイトルから、もっと淡々とした作品を想像してたんですけど、実際はジュネチックに演出された非常に今風のフランス映画でした。「普通」の小学生のちょっとした冒険が微笑ましく描かれてます(その代わり友人は貧しい移民であったり、離婚した父母の間を行ったり来たりする境遇だったりする)。私はモノローグもそんなに嫌いな方じゃないんですけど、この映画では微に入り細に亘り心情を解説してくれるので、少しだけ鬱陶しく感じました(ちょっと「サンダーパンツ!」も思い出したけど、あちら程の「味」は無い)。この辺は好みが別れそうですね。それにしても、親が刑務所に入ると学校でいじめられるどころか、逆にヒーローになるってのが凄い。フランスの子供はかなり大人な対応をするんですね、6点献上。