1.中学生の時、冬休みになると毎年のようにテレビ放映されていた作品。
愛する息子が白血病となれば、誰もが想像できるベタなストーリー。
だが最近の日本映画のように、感動させてやろうという押しつけがましい演出は見受けられない。
そのため、父親の優しさや切ない心情が、見ているこちらにもひしひしと伝わってくるのである。
ラストもお涙頂戴のベタベタシーンはカットしてあるので、逆に心の底から感情を揺さぶられる。
さすがに"名画薫る"という域までの洗練さは見られないけど、
子供から大人まで素直に感動できるいい映画。