1.《ネタバレ》 てっきりですね、もう少し軽いタッチのコメディを予想していたんですよね。
ところが本作、さすがイギリス映画だけあって、コメディなんですけど、ちょっと真面目なんですよ。主人公のポールのダメ人間っぷりが、ちょっとリアルな感じで、これじゃあ笑うに笑えません。
もちろん、面白いシーンや演出はそれなりに用意されているのですが、それ以上に不快感やじれったさが物語りの大半を占めていて、観ていてストレスが溜まります。
『こんな映画には2点、いや1点か、ってゆーかもう観るのやめたい。』と思っていた矢先、85分くらい我慢して見続けた頃だったでしょーか、ラストのほんのわずかなシークエンスで評価が大きく変わりました。
いやー、こんなことってあるんですね。なんか今までいろいろ気に入らなかった部分を、ノリと勢いだけで帳消しにされちゃった感覚。
これはもう7点くらいか、と思ったんですけど、ラストのラストで結局結婚することにしたのか、それともそのままなのか、肝心なところをはっきりさせてくれないんですね。最後の最後で、またちょっとイラっとしちゃいました。
でも個人的には二人はそのままやっぱ結婚することにしたと思いたいです。
・・・でもそうなったらそうなったで、・・結婚生活大変でしょーね。