5.《ネタバレ》 日本にも似たような監禁事件を元にした濡れ場やヌードを売りにした映画が出ているが、こちらは名匠ウィリアム・ワイラーのサイコサスペンス。
一方的に愛を強制する犯人と何とかして脱出しようとする被害者の心理戦に焦点を当てている。
犯人は愛する女性に執着するストーカーのようなものかと思えばそうではない。
ラストを見ればその女性でなくてもよかったということで、まさにコレクター。
これでは被害者女性がとことん救われず、犯人の罪の深さが際立つ。
でも、こういう奴って罪の意識はまったくないからタチが悪いし気持ち悪い。
ヒロインがそれほど魅力的じゃなかったのは残念。