1.《ネタバレ》 それぞれの話が、それぞれ、「え、これで終わりなの?」と思わせといてもうひとひねりあって、それなりに面白かった。でも、それぞれの監督が、このテーマで一本長編撮ったらそっちのほうがもっと面白いものになるなと思えてしまうのも事実。それにせっかくなら三人の女優たちにひとつの物語の中で競演してもらいたいっていう気持ちにもなってしまう。
映画でオムニバスっていうのは難しいと、いつも思う。お得感はあるけど、お買い得商品が必ずしも満足にはつながらないのだなと。
でも、最後の話の京マチ子は、最後の最後に、どの映画でも見たことないような(少なくとも私が見た限りだけど)すがすがしい表情を浮かべていて、これを見られただけでも満足感はある。