2.《ネタバレ》 ラスト10分の美しい映像と音楽が、わたしにとってのこの映画の魅力のすべて。
そこまでの思想や民族や戦争の話はほとんど理解できなかった。
この作品でもセリフが多めの内容になっている。
ラスト10分のようにほとんどセリフなしの内容で、美しい映像と音楽だけで最初から最後まで作れば、ゴダールは他の追随を許さない映像作家になっていたのではと勝手に思っている。
それこそタルコフスキー辺りと並び称される程に。
ゴダール晩年の映画には、ゴダール自身の考えが投影されたセリフが多すぎて、映像とか音楽に意識を集中できない。
セリフが私にとっては難解なのでなおさらだ。